越境ECの利益を守れ!DHL送料3%値上げの背景と今すぐ取るべき対策
2023年9月、DHLが送料を3%値上げ。越境ECセラーが直面する物流コスト高騰の背景と、利益を守るための具体的な対策をJP.Company代表の荒木淳平が解説します。
CHAPTERS
- 00:00オープニングトーク
- 00:XX問題提起
- 00:XX値上げの背景と理由
- 00:XX今回の値上げ、どれくらい影響するのか?
- 00:XX他の配送会社も“追随”の可能性大
- 00:XX越境ECセラーが今やるべき対策
- 00:XXエンディング
2023年9月から、DHLが国際送料を一律3%値上げすると発表しました。越境EC(イーコマース)でビジネスを展開する僕たちにとっては、これはかなり大きなインパクトだと感じています。特に法人として多くの荷物を送っている方々にとっては、利益に直結する問題ですよね。今回の値上げは単なる運賃上昇ではなく、越境ECを取り巻く環境変化の象徴でもあると僕は見ています。
なぜ今、越境ECの物流コストは高騰しているのか?
1. トランプ関税の影響で通関処理が複雑化
「トランプ関税」という言葉を聞くと、貿易戦争をイメージする方も多いと思うんですけど、これが越境ECの現場にもじわじわと影響を及ぼしているんです。特にアメリカ向けの荷物では、税金表示や申告作業が以前よりもかなり複雑になりました。
これは、DHLのような配送業者にとっては、通関処理の業務量が単純に増えることを意味します。当然、それを捌くための人件費もかさみますから、そのコストが送料に転嫁されるのは避けられない流れなんですよね。僕たちも、現場で書類作成や申告の確認に費やす時間が増えているのを実感しています。
2. 世界的なインフレと人件費の上昇
これはもう、皆さんも肌で感じていることだと思いますが、世界中で物価が上がり、人件費も高騰しています。ガソリンやジェット燃料などの燃料費はもちろん、倉庫作業員や航空貨物を取り扱う専門スタッフの確保も以前よりずっと難しくなっているんですよ。
特に航空貨物を扱う部署では、専門知識と経験が求められるので、優秀な人材の確保には高いコストがかかります。僕たちも、物流パートナーとの打ち合わせで、人手不足とそれに伴うコスト増の話を聞かない日はないくらいです。このインフレの波は、物流業界全体を押し上げている大きな要因ですね。
3. 年末の物流ピークに向けた先行対応
毎年、11月から12月にかけては、ブラックフライデーやサイバーマンデー、クリスマス商戦といったeコマースの需要が爆発的に高まります。この時期は世界中で荷物が集中するので、物流網は常にパンク寸前になるんですよ。
DHLとしては、このピーク時に安定したサービスを提供するために、事前に価格を調整している側面もあると僕は見ています。毎年1月〜2月にドカンと値上げするよりも、こうして段階的に上げていく方が、利用者へのインパクトが少ないという判断もあるのかもしれません。うちでも、年末の物流遅延を避けるために、早めの発送を心がけるようにしています。
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DHL送料3%値上げは越境ECの利益にどう影響するのか?
3%という数字だけ聞くと、大したことないと感じる方もいるかもしれません。でも、これが日々のオペレーションにどう響いてくるか、具体的な例で考えてみましょう。
例えば、送料が30ドルの商品を送っていたとして、3%の値上げで30.90ドルになります。たった90セントの差じゃないかと思うかもしれませんが、これが月に何百、何千個という単位になると、かなり大きな金額になるんですよ。
特に単価が低い商品や、もともと利益率がギリギリの商品を扱っているセラーにとっては、この3%は直接的に利益を削る形になります。さらに、アメリカ宛の場合は「関税+送料」のダブルパンチになるので、「売れない」というよりは「儲からない」状態に陥ってしまうリスクが高まるんです。僕も、以前は薄利多売でいけると思っていた時期もあったんですが、今の環境では通用しなくなってきていると感じています。
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DHLに追随?他配送業者も値上げする可能性が高い理由
「DHLだけが値上げするなら、他の業者に切り替えればいいんじゃないか?」と思う方もいるかもしれません。でも、残念ながらそう単純な話ではないんですよ。
FedExやUPS、そして日本郵便などの国際配送サービスも、DHLと基本的なコスト構造は共通しています。つまり、燃料費の高騰や人件費の上昇、そしてアメリカ向けの複雑化した関税処理といった問題は、どの配送業者にとっても共通の負担なんです。
僕の肌感覚だと、DHLが先行して値上げを発表したことで、他の大手配送業者も追随する可能性はかなり高いと見ています。早ければ10月〜11月にも、他社から値上げのアナウンスがあるかもしれません。これは、越境EC全体にとって、もはや避けられないトレンドだと言えるでしょう。
越境ECセラーが今すぐ実践すべき5つの対策
では、僕たち越境ECセラーは、この状況に対してどう対処すべきなのでしょうか?いくつか具体的な対策を提案したいと思います。
1. 送料込み表示への切り替えを検討する
まず考えられるのは、商品価格に送料を含める「送料込み表示」に切り替えることです。買い手からすると、送料が別途発生するよりも、表示価格で全てが完結する方が心理的なハードルが下がる傾向にあります。値上げ分を商品価格に転嫁しやすくなるというメリットもありますね。うちでも、一部の商品でこの方式を試していて、顧客の反応を見ているところです。
2. 配送方法別の利益率を再計算する
DHLの値上げだけでなく、他の配送方法も含めて、改めて商品ごとの利益率を詳細に計算し直すことが重要です。どの配送方法を使えば、どの商品でどれくらいの利益が出るのか、正確に把握することで、戦略的な価格設定や配送方法の選択が可能になります。これは定期的に見直す必要がある作業だと僕は思っています。
3. 商品単価・数量を上げて利益率をカバーする
単価の低い商品を数多く売る戦略から、少し高単価の商品にシフトしたり、複数の商品をまとめて売ることで、1件あたりの利益率を上げることも有効です。例えば、関連商品をセット販売する、高付加価値な商品を扱うなど、顧客単価(AOV: Average Order Value)を上げる工夫は常に必要ですね。
4. アメリカ依存度を下げる
これまでアメリカ市場がメインだったセラーの方は、この機会に他の国への販路拡大を検討するのも良いでしょう。例えば、ヨーロッパやアジア圏など、アメリカとは異なる物流コストや関税制度を持つ市場に目を向けることで、リスクを分散できます。うちも、シンガポールやオーストラリアなど、新しい市場の開拓には積極的に取り組んでいます。
5. SpeedPAKなどeBay公式配送との比較もしておく
eBayで販売している方であれば、SpeedPAK(スピードパック)のようなeBay公式の配送サービスとの比較も忘れないでください。これらのサービスは、eBayが大量の荷物を扱うことで、比較的安価な料金設定になっている場合があります。僕も、常に複数の配送オプションを比較検討し、その時々のベストな選択をするようにしています。
今回のDHLの値上げは、越境ECを取り巻く環境が変化していることを改めて僕たちに突きつけています。物流コストの高騰は今後も続く可能性が高いので、現状維持では利益を確保するのが難しくなるでしょう。
大切なのは、変化を恐れずに、常に新しい情報をキャッチアップし、柔軟に対応していくことです。今回ご紹介した対策が、皆さんの越境ECビジネスを成長させる一助となれば嬉しいですね。
FAQ
Q: DHLが2023年9月に送料を値上げする理由は何ですか?
A: 主に、アメリカ向け通関処理の複雑化による人件費増加、世界的なインフレによる燃料・人件費の高騰、そして年末の物流ピークに備えた先行的な価格調整が背景にあります。
Q: DHLの送料3%値上げは、越境ECの利益にどの程度影響しますか?
A: たとえ3%でも、単価の低い商品や高頻度で発送するセラーにとっては、利益率に直結します。特にアメリカ向けは関税と送料の二重負担となり、利益が出にくくなる可能性があります。
Q: 他の配送業者も今後、送料を値上げする可能性はありますか?
A: はい、高い可能性で追随すると見ています。FedEx、UPS、日本郵便などもDHLと同様のコスト構造を抱えており、共通の課題に直面しているためです。
Q: 越境ECセラーが今すぐできる具体的な対策は何ですか?
A: 送料込み表示への切り替え検討、配送方法別の利益率再計算、商品単価・数量を上げて利益率をカバー、アメリカ依存度を下げる、eBay公式配送との比較検討などが挙げられます。
Q: 送料込み表示に切り替えるメリットは何ですか?
A: 買い手は表示価格で全てが完結するため、購入への心理的ハードルが下がります。また、送料の値上げ分を商品価格に転嫁しやすくなるというメリットもあります。
Q: アメリカ依存度を下げることの重要性は何ですか?
A: 特定の国に依存しすぎると、その国の政策や経済状況、物流コストの変化によるリスクを直接受けてしまいます。複数の市場に販路を拡大することで、リスク分散と安定的な収益確保を目指せます。
Q: eBay公式配送サービス「SpeedPAK」は、値上げ対策として有効ですか?
A: SpeedPAKはeBayが大量の荷物を扱うことで、比較的安価な料金設定になっている場合があります。他の配送業者との料金やサービスを比較検討し、状況に応じた最適な選択肢の一つとして有効です。
FAQ
Q.DHLが2023年9月に送料を値上げする理由は何ですか?
Q.DHLの送料3%値上げは、越境ECの利益にどの程度影響しますか?
Q.他の配送業者も今後、送料を値上げする可能性はありますか?
Q.越境ECセラーが今すぐできる具体的な対策は何ですか?
Q.送料込み表示に切り替えるメリットは何ですか?
Q.アメリカ依存度を下げることの重要性は何ですか?
Q.eBay公式配送サービス「SpeedPAK」は、値上げ対策として有効ですか?
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