MONOSHARE
2026.03.21越境ECリユース3COINS

3COINSが古着販売を全国拡大する裏側:パルグループの戦略と市場への影響

3COINSが全国15店舗に古着販売を急拡大。一見意外なこの動きの裏には、運営会社パルグループのアパレルノウハウとデパート出店力がありました。その戦略と市場への影響を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニング
  • 00:30ニュースの概要:全国15店舗へ拡大!
  • 01:40そもそも3COINSは「アパレル会社」だった!?
  • 02:50「デパート」に入れるという最強の特権
  • 04:10商品の特徴と今後の展望
  • 05:00エンディング

最近、僕の周りでも「あの3COINSが古着を始めたらしいね」と話題になることが増えました。雑貨のイメージが強い3COINSが、なぜ今、古着販売を全国規模で拡大しているのか。その背景には、単なる雑貨店の枠を超えた、非常に戦略的なビジネス判断があるんですよ。

3COINSが古着販売を全国15店舗に急拡大する背景

実は、3COINSが古着販売を拡大したのは、いきなりではありません。2024年のブランド30周年記念で、まず原宿本店で試験的に古着を導入したところ、これが予想をはるかに超える大好評だったんです。この成功を受けて、彼らは全国15店舗に一気に古着販売を広げるという、大胆な決断を下しました。

この動きの大きな狙いは、「新規客層の獲得」にあると僕は見ています。これまでの3COINSは、主に主婦層や女性がメインターゲットでした。でも、古着を置くことで、今までお店に入りづらかった男性や、トレンドに敏感な若年層を強力に引き込む集客装置にしているんですよね。雑貨と古着の組み合わせで、より幅広い層にアプローチしようとしているわけです。

なぜ雑貨店がアパレルに参入できるのか?3COINSの「正体」

「雑貨屋さんが急に古着を始めて、ノウハウは大丈夫なの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。でも、ここが3COINSの強みなんです。3COINSを運営しているのは、「パルグループ」という会社で、彼らは「Ciaopanic(チャオパニック)」や「mystic(ミスティック)」など、数多くの人気ファッションブランドを展開している、れっきとしたアパレル企業なんですよ。

つまり、パルグループにとって服を売ることは「新規参入」ではありません。むしろ「お家芸」なんです。雑貨事業で培った全国の店舗網に、本業のアパレルで培った商品企画や在庫管理のノウハウを注入しているだけなので、失敗するリスクが極めて低いと判断したんだと思います。彼らにとっては、原点回帰に近い戦略なんですよね。

デパート・駅ビル出店がもたらす「古着事業」の圧倒的優位性

もう一つ、ビジネス的に非常に強力な強みがあります。それは「出店場所」です。通常の古着屋さんって、実はデパートや駅ビルといった商業施設の一等地にはなかなか入れさせてもらえないケースが多いんですよ。「古着=汚い、安っぽい」といったイメージを持たれることが、まだ少なからずあるからだと思います。

ところが3COINSは、すでに全国の駅ビルやショッピングセンターの、それも一等地に店を構えていますよね。これは元々、パルグループのアパレル事業の信頼と実績があったからこそ、デパートに進出できていたわけです。「スリコさんがやるなら安心だね」と、本来なら古着屋が入店できないような「超一等地」で、堂々と古着を売ることができる。これは競合他社には絶対に真似できない、非常に大きなアドバンテージだと感じています。

低価格と「宝探し感」で新規顧客を掴む商品戦略

実際にどんな古着が売られているのかというと、主にタイから仕入れた古着を、トップス1000円前後、デニム2000~3000円といった「スリコ価格」で販売しています。この価格帯は、古着初心者でも気軽に手に取りやすい設定ですよね。

さらに面白いのは、稀にブランド品が混ざっていること。これがドン・キホーテのような「宝探し感」を演出して、顧客の購買意欲を刺激しています。雑貨を買いに来た人が、ついでに古着も見て「お、これいいじゃん」と購入する「ついで買い」を誘発する効果も大きいでしょう。最近増えている大型店の広いスペースを埋めるためにも、古着は相性がいいですし、売れ残りは店舗間で移動させて消化する仕組みも、パルグループならではの在庫管理術でうまく回しているようですね。

3COINSの古着事業拡大は、単なるトレンドに乗った動きではなく、パルグループというアパレル企業の強みを最大限に活かした、非常に戦略的な一手だと僕は見ています。これは既存の古着業界だけでなく、アパレル業界全体にも大きな影響を与える可能性を秘めていると感じています。

FAQ

Q.3COINSが古着販売を始めたのはなぜですか?
原宿本店での試験導入が好評だったため、新規客層(男性・若年層)を取り込み、集客力を高める目的で全国展開を決めました。
Q.3COINSの古着事業が成功しやすい理由は何ですか?
運営会社パルグループがアパレル企業であり、商品企画や在庫管理のノウハウがあるため、新規参入ではなく「本業の強み」を活かせることが大きな理由です。
Q.古着屋がデパートに出店するのは難しいのですか?
はい、一般的に古着は「汚い・安っぽい」というイメージから、デパートや駅ビルの一等地への出店は難しい傾向にあります。
Q.3COINSはなぜデパートで古着を販売できるのですか?
パルグループのアパレル事業の信頼と既存の3COINS店舗網があるため、デパート側も安心して出店を許可しているからです。
Q.3COINSで販売されている古着の価格帯はどれくらいですか?
主にタイから仕入れた古着で、トップスが1000円前後、デニムが2000円~3000円程度の「スリコ価格」で販売されています。
Q.「宝探し感」とは具体的にどのようなものですか?
低価格の古着の中に、稀にブランド品が混ざっていることがあるため、顧客が商品を探す楽しみを感じられるよう演出されています。

関連クエリ:

3COINS 古着パルグループ 古着3COINS 事業戦略古着市場 動向越境EC アパレルリユースビジネス小売業 新規事業

CONTACT / VIEW SERVICES

SHARING JAPAN'S FINEST
WITH THE WORLD.

ご質問・お問い合わせがございましたら、お気軽にお問い合わせください。