【荒木淳平】なぜ中国で日本の美容品が“価格競争に巻き込まれない”のか?越境ECで「選ばれる商品」を売る戦略
中国ECで日本の美容ブランドが再評価される理由を、JP.Company代表の荒木淳平が解説。価格競争を避け、商品の本質的な価値と体験を伝える越境EC戦略とは。
CHAPTERS
- 00:00オープニングトーク
- 00:00何が分かったか
- 00:00中国の美容消費トレンドの変化
- 00:00なぜ日本ブランドが刺さっているのか
- 00:00SNSと購買行動の関係
- 00:00この構造はeBayにも当てはまる
- 00:00eBayセラーへの示唆
- 00:00あらき社長的まとめ
- 00:00エンディング
中国と日本の関係性が複雑な中で、「日本の商品は中国で売れていないのではないか?」とよく聞かれるんですけど、実は面白いデータが出ているんですよ。全体的には厳しいと言われる中でも、特定のジャンルでは日本のブランドが圧倒的に強いことが分かっています。
僕が越境ECの現場で見てきた経験から言っても、売れる理由をしっかり把握することは、新しいビジネスアイデアを考える上でとても重要だと思うんですよね。今回は、特に「中国で日本の美容品が再評価されている理由」について、僕なりの視点でお話ししたいと思います。
中国ECの最新データが示す「日本美容ブランド」の存在感
まず、どんなデータが出ているのかというと、中国最大級のECセール(例えば、独身の日や618といった大型商戦ですね)の最新データを見ると、日本の美容ブランドが今も高い存在感を維持していることがはっきりしました。特に、クレンジングや洗顔、日焼け止めといった基礎スキンケア領域で、日本のブランドが圧倒的に強いんですよ。
これは一過性のブームではなくて、継続して中国の消費者に選ばれている状態だというのがポイントです。うちで扱っている商品の中でも、こうした基礎ケア用品は安定した売上を上げていて、その裏付けがデータでも出ているという印象ですね。
なぜ中国消費者は「日本ブランド」を選ぶのか?成熟した消費トレンドの変化
中国の消費者って、ここ数年でかなり成熟してきていると感じています。以前は、派手なパッケージや話題性を重視する傾向があったんですけど、今は「実感できる効果」「安全性」「信頼性」といった、より本質的な価値を求める声が大きくなっているんですよ。
重視されているキーワードも、「保湿」「エイジングケア」「美白」「肌修復」といった、具体的な効果や機能にフォーカスしたものにシフトしています。例えば、日焼け止めも単に「UV対策」としてだけでなく、日常のスキンケアの一部として使う人が増えてきています。こうした変化は、僕たちが扱う越境ECの商品選びにも大きく影響していますね。
日本ブランドが持つ「本質的な強み」とは何か?
じゃあ、なぜ日本の美容ブランドが中国の成熟した消費者に刺さっているのかというと、理由はシンプルで、「商品設計が合っている」からなんです。日本の美容品は、成分がシンプルで、効果が分かりやすいものが多いですよね。そして、使い続けた時の安心感や、「なぜ効くのか」を科学的・論理的に説明できる設計になっていることが多い。
中国の消費者は、派手な広告よりも、実際に使った人の実体験ベースの評価を信頼する傾向が強いんですよ。この点が、日本のブランドが持つ「本質的な価値」と、成熟した消費者の目線とが一致しているんだと思います。うちで扱っている商品でも、どれだけ商品の良さをシンプルに、そして論理的に説明できるかが、売上を左右する重要なポイントになっています。
中国ECにおけるSNSと購買行動のリアルな関係性
中国では、SNSがもはや「売り場そのもの」だと言っても過言じゃないですね。SNS上での口コミや体験投稿が、そのまま購買に直結するケースが非常に多いんです。ここで重要なのは、フォロワー数が多いインフルエンサーの影響力だけでなく、むしろ「普通の人のリアルな使用感やレビューの信頼度」が、売上を作る大きな要因になっていることなんですよ。
広告色が強い投稿よりも、実際に使ってみた感想やビフォーアフターといった「体験談」が、消費者の心を動かすんです。僕たちの越境EC事業でも、お客様からのレビューやSNSでの言及をいかに増やすか、そしてそれをどう活用するかが、非常に重要な戦略になってきています。
eBay越境ECでも通用する「価値を伝える」戦略
この中国ECの構造は、実はeBayをはじめとする越境ECプラットフォームにも、ほぼ同じ構造で当てはまると思っています。価格だけで勝負する商品は、どうしても消耗戦になりやすいんですよね。でも、使い方や効果、そして「なぜこの商品なのか」という背景まで説明できる商品は、圧倒的に強い。
eBayの商品ページにおけるレビューや評価、そして僕たちが書く説明文は、実質的に中国のSNSと同じような役割を果たしています。お客様は、単に商品情報を見るだけでなく、その商品の「物語」や「価値」を求めているんですよ。だからこそ、商品説明や写真、そして顧客対応を通じて、いかにその商品の価値を伝えられるかが勝負なんです。
越境ECセラーが今、意識すべき「言語化力」の重要性
これからの越境ECにおいて、単に「安いから売れる」という時代は終わりつつあると強く感じています。これからは、「何に効くのか」「誰に合うのか」「なぜ日本製なのか」といったことを、きちんと説明できる「言語化力」が勝負の鍵を握ります。特に美容・健康・ケア系の商品は、その商品の背景にあるストーリーや、使うことで得られる体験価値を設計し、伝えることが非常に重要になってきます。
僕自身も、日頃からどうすれば商品の価値を最大限に伝えられるか、お客様に響く言葉を見つけられるかを常に考えています。安売りをするのではなく、商品の持つ本質的な価値を正確に、そして魅力的に伝えることができるセラーこそが、これからの越境EC市場で生き残り、成長していけるんじゃないかと考えていますね。
まとめ
中国で日本の美容ブランドが選ばれている理由は、単なるマーケティング施策だけではないんです。その根底には、商品の設計思想と、それがもたらす体験価値が深く関係しています。これはeBayのような越境ECでも全く同じことが言えるんですよ。
安売り競争に巻き込まれるのではなく、商品の持つ「価値」をきちんと説明できる人が、これからの時代に残っていくんだと思います。単に「売れる商品」を探すのではなく、「選ばれる商品」をどう見つけ、どう扱えるか。それが今後の越境ECセラーの分かれ目になるんじゃないかな、と僕は考えています。
FAQ
Q.中国で日本の美容品が今も強いのはなぜですか?
Q.中国の美容消費トレンドはどのように変化していますか?
Q.日本ブランドの美容品が持つ「本質的な強み」とは何ですか?
Q.中国ECにおけるSNSはどのような役割を果たしていますか?
Q.この戦略はeBay越境ECにも当てはまりますか?
Q.越境ECセラーが今後意識すべきことは何ですか?
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