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2026.01.02越境EC中古ブランドラグジュアリーリユース

中国で「本物保証バブル」が爆発!日本の中古ブランド市場が越境ECで優位に立つ理由

中国の中古ブランド市場で起きる「本物保証バブル」の背景と課題、そして日本の真贋構造と越境ECでの優位性について、JP.Company代表の荒木淳平が解説。未来の消費行動も予測します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:00中国で何が起きているの?
  • 00:00でも、問題も多い?
  • 00:00国内にも影響?“偽物が多い理由”は日本の真贋構造にある
  • 00:00今後どうなる?
  • 00:00エンディング

今、中国で何が起きているかというと、まさに「本物保証バブル」とでも呼ぶべき現象が起きているんですよ。中古ブランド市場がものすごい勢いで伸びていて、特に日本の質の良い中古品が注目されているんです。今回は、この中国市場の現状と、僕たち日本の中古ブランド業界がどう向き合っていくべきか、僕自身の経験も踏まえながらお話ししたいと思います。

中国の中古ブランド市場はなぜ急成長しているのか?

中国では現在、中古ブランド品を扱うEC(電子商取引)が急速に成長しています。その背景には、いくつか明確な理由があると感じていますね。まず、新品ブランド品の価格高騰や景気減速の影響で、消費者の間で「賢く買い物をしたい」という意識が高まっているんです。特にZ世代を中心に、サステナブル(持続可能性)な消費を意識する動きも強まっています。

こうした状況の中、都市部の20代から40代の女性を中心に、「賢く買う」「資産として持つ」という考え方が広まっていて、中古ブランド品がその選択肢として非常に有力視されているんですよ。実際に、中国国内には「アイドル資産」と呼ばれる、使われなくなったブランド品が大量に眠っていて、供給の面でも市場が活性化しやすい土壌があるんです。

この市場を牽引しているのが、Plum(プラム)や得物(DEWU)、SECOO(セクー)といった「鑑定サービス付きプラットフォーム」の台頭です。これらのプラットフォームはCtoBtoC(消費者から業者、そしてまた消費者へ)の形式で、商品の途中に専門の鑑定工程を挟むことで、ユーザーに安心感を提供しているんですよね。鑑定センターと倉庫、物流を一体化させることで、市場が一気に拡大しているのを僕も肌で感じています。彼らは「本物保証タグ」の付与や返品保証で信頼を担保し、利用者をさらに増やしているんですよ。

急成長の裏に潜む課題とリスク

ただ、急成長している裏側には、やっぱり課題も少なくないんですよ。一番大きいのは、プラットフォームごとに真贋(しんがん)の基準がバラバラだったり、鑑定士さんのスキルに差があったりして、判定にブレが生じるケースがあることだと思います。偽物の精巧化も年々進んでいて、鑑定の難易度は上がっていく一方なんですよね。

鑑定プロセスがブラックボックス化しているという問題もあります。一部の企業では、「本物保証」と謳っていても、いざ問題が起きた時に責任範囲が曖昧になるケースも正直、見かけます。偽物が混入して炎上するような事態が起きれば、市場全体の信頼が揺らぐリスクもはらんでいるんですよ。また、供給過多になってブランド価値が下落する可能性もありますし、返品が多くて在庫回転に負荷がかかるという話も耳にします。

僕らのビジネスでも、越境ECセラーとして関わると、関税や保証、返品に関するリスクが伴うのは避けられない部分なんですよ。実際に、中国市場では独特の商習慣や規制もあるので、この辺りは慎重に見極める必要があるなと感じています。

日本の中古市場に「偽物が多い」と言われる構造的な理由

ところで、「日本の中古ブランド市場って偽物が多いんでしょ?」ってよく聞かれるんですけど、これには構造的な問題があるんです。僕らが主戦場としているeBay(イーベイ)は、自社で真贋センターを持っていて、そこで鑑定されたものだけが流通する仕組みになっているので、責任の所在も明確なんですよ。買い手も安心して購入できる環境があると思いますね。

一方、ヤフオクやメルカリといった国内の大手プラットフォームは、真贋を外部業者に委託しているケースが多いと聞いています。しかも、真贋費用はプラットフォーム側の負担になるからか、「真贋は選択制」になっていることが多いんですよね。つまり、ユーザーが依頼しなければ鑑定が行われない構造になっている。結果として、未鑑定の偽物が市場に流れ込みやすくなってしまっているのが現状だと思います。

中国のように「鑑定が標準化」されていないため、国内での信頼性が低下している側面は否定できないでしょう。だからこそ、海外では「日本の中古品は状態は良いのに、鑑定の仕組みが弱い」という見方をされていて、このギャップが「日本の中古ブランドは海外の方が売れる」という現象を生んでいると、僕は見ています。日本の中古品は品質の高さで定評がありますから、この鑑定体制の強化は、今後の成長において非常に重要なカギになるんじゃないかと思っていますね。

今後の中古ブランド市場はどう変化していくのか?

じゃあ、この中古ブランド市場が今後どうなっていくか、僕なりに予測していることがあるんです。まず、AI画像認識を使った高度な鑑定技術が標準化されていくのは間違いないでしょうね。真贋判定の精度が格段に上がり、鑑定士さんの負担も減るんじゃないかと。技術の進化によって、より信頼性の高い市場が形成されていくと思います。

さらに、政府が真贋基準を整備する動きも出てくれば、市場はより一層安定するはずです。「保証付き中古」が当たり前の時代になっていくでしょうね。日本の中古ブランドは品質が良いので、中国での需要は今後もさらに増え続けると見ています。僕たち越境ECセラーにとっては、鑑定付きプラットフォームの拡大はそのまま販路拡大に繋がる大きなチャンスだと捉えていますね。

サステナブル意識の高まりはこれからも続くので、時計、ジュエリー、バッグといった高額品の中古市場はさらに伸びるでしょう。鑑定、保証、物流が一体化した「クリーントレード」がスタンダードになっていくんじゃないかと考えています。ブランド側も公式のリセール事業を進める動きが出てきているので、市場全体が成熟していく流れだと思いますね。ユーザーの消費行動も、「買って、使って、そして資産として売る」というサイクルがより定着していくんじゃないかと、僕自身は期待しています。

まとめ

  • 中国では「本物保証バブル」を軸に中古ブランド市場が爆発的に成長しています。
  • しかし、真贋の質や透明性、偽物混入など課題も少なくありません。
  • 日本国内で偽物が多いと言われるのは、真贋センター構造の違いが大きな原因です。
  • 日本の中古ブランドは海外で品質が高く評価されており、越境ECで大きな優位性を持っているんですよ。

FAQ

Q.中国の中古ブランド市場で「本物保証バブル」とは何ですか?
新品の高騰やサステナブル意識の高まりを背景に、鑑定サービス付きECプラットフォームが台頭し、「本物保証タグ」などで信頼を担保することで、中古ブランド市場が爆発的に成長している現象を指します。
Q.中国の中古ブランド市場の主な利用者層は?
主に都市部に住む20代から40代の女性が中心ユーザーです。「賢く買う」「資産として持つ」という考え方が広まっており、中古ブランド品を積極的に選んでいます。
Q.中国の中古ブランド市場が抱える課題は何ですか?
真贋基準のバラつき、鑑定士のスキル差、偽物の精巧化、鑑定プロセスのブラックボックス化、偽物混入による信頼性低下などが主な課題です。越境ECセラーには関税や返品のリスクも伴います。
Q.日本の中古ブランド市場で偽物が多いと言われるのはなぜですか?
国内大手プラットフォームでは真贋鑑定が外部委託で選択制の場合が多く、ユーザーが依頼しないと鑑定が行われない構造になっているため、未鑑定の偽物が流通しやすいのが原因です。
Q.日本の中古ブランド品が海外、特に中国で人気なのはなぜですか?
日本の商品は品質管理が行き届いており、状態が良いことで定評があります。海外からは「品質は良いが、鑑定の仕組みが弱い」と見られており、このギャップが海外での高い需要に繋がっています。
Q.今後、中古ブランド市場はどのように変化すると予測されますか?
AI画像認識による高度鑑定の標準化、政府による真贋基準整備、保証付き中古の常態化が進むでしょう。クリーントレードが主流となり、消費行動も「買う→使う→資産として売る」へと変化すると見ています。

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