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2026.08.21越境EC物流コストDHL

越境ECセラー必見!DHL送料値上げの背景と今すぐ取るべき対策

越境ECセラーに忍び寄る物流コスト値上げの波。DHLの送料3%値上げを皮切りに、FedExやUPSも追随か。荒木淳平が値上げの背景と今すぐできる対策を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:00問題提起
  • 00:00値上げの背景と理由
  • 00:00今回の値上げ、どれくらい影響するのか?
  • 00:00他の配送会社も“追随”の可能性大
  • 00:00越境ECセラーが今やるべき対策
  • 00:00エンディング

越境ECに取り組むセラーの皆さんにとって、物流コストの変動は利益に直結する大きな問題ですよね。先日、DHLが送料を一律3%値上げすると発表しました。これは単なる一企業の決定ではなく、業界全体に大きな波紋を広げる可能性があると僕は見ています。

正直、3%という数字を聞いて「それくらいなら大丈夫だろう」と思う人もいるかもしれません。でも、実際の現場では、この小さな変化が積み重なって、最終的に利益を大きく圧迫してしまうケースが少なくないんですよ。特に単価の低い商品を扱っているセラーさんにとっては、死活問題になりかねない。今回は、この値上げの背景から、僕が考える具体的な対策まで、詳しくお話ししたいと思います。

DHLが送料を値上げする3つの背景とは?

今回のDHLの値上げには、いくつかの複合的な要因があると感じています。僕が現場で感じていることと合わせて、主な背景を3つに分けて説明しますね。

1. トランプ関税の影響による通関処理の複雑化

一つ目は、米国向けの通関処理が非常に複雑になったことです。特に「トランプ関税」と呼ばれる一連の政策以降、米国への輸出には、以前よりも詳細な税金表示や申告作業が求められるようになりました。これはDHL側にとって、業務量の増加とそれに伴う人件費の上昇を意味します。うちの会社でも、スタッフが通関書類の準備に以前より時間を取られるようになったり、確認作業が増えたりと、現場での負担増を肌で感じていますね。

2. 世界的なインフレと人件費の上昇

二つ目は、世界的なインフレと人件費の高騰です。皆さんご存知の通り、燃料費は高止まりしていますし、航空貨物業界でも人員確保が難しくなっていて、人件費が上昇傾向にあるんですよ。特に、フライトを運航したり、荷物を仕分けしたりする専門性の高い人材は、世界的に不足している状況です。これはDHLに限らず、航空貨物を扱うすべての配送業者に共通する課題だと僕は見ています。

3. 年末の物流ピークに向けた先行対応

そして三つ目は、毎年恒例の年末商戦、つまり11月から12月にかけてのeコマース需要のピークに備えた先行対応という側面もあるんじゃないかと思っています。例年、この時期は荷物が集中して物流がひっ迫しますから、DHLとしては、一気に大きな値上げをするよりも、段階を踏んで値上げをしていく方が、利用者へのインパクトが少ないと判断したのかもしれません。毎年1月〜2月に値上げが発表されることが多いんですけど、今回は少し早い動きだと感じています。

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3%の値上げが越境ECの利益に与える具体的な影響

「たかが3%」と侮ってはいけません。この3%が、特に越境ECの利益にどう響くのか、具体的な例を挙げて説明しますね。

例えば、送料が30ドルの商品があったとします。これが3%値上げされると、送料は30.90ドルになります。一見すると小さな差ですが、もしあなたが月間100件の注文を処理しているとしたら、月間90ドルのコスト増、年間で1,080ドルのコスト増になるわけです。これは、単価の低い商品を扱っているセラーさんにとっては、利益率を大きく圧迫する要因になりかねません。

さらに、米国宛の場合は、この送料の値上げに加えて、関税もかかってくるケースがあります。つまり、関税と送料の「ダブルパンチ」を受けることになる。そうなると、「売れない」というよりは「儲からない」という状況に陥ってしまう可能性が高いんです。実際にうちの会社でも、低単価商品の利益率が圧迫され、商品戦略や価格設定の見直しを迫られているのが現状ですね。

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他の配送業者も追随する可能性は高いのか?

DHLが値上げを発表した今、他の配送業者、例えばFedExやUPS、そして日本郵便なども、同様の動きに追随する可能性は非常に高いと僕は見ています。

なぜなら、先ほど挙げた値上げの背景、つまり「トランプ関税による通関処理の複雑化」や「世界的なインフレと人件費の高騰」といった要因は、特定の配送業者だけのものではないからです。特に米国向けの関税処理増加は、国際配送を手掛けるすべての会社にとって共通の負担なんですよ。僕が業界関係者から聞いている話だと、早ければ10月〜11月にも、他社が値上げを検討しているという声も聞こえてきています。これは、越境ECセラーにとって、避けては通れない大きな課題だと認識しておくべきでしょう。

越境ECセラーが今すぐ取るべき5つの対策

物流コストの上昇は避けられない現実かもしれませんが、僕たち越境ECセラーにも、できる対策はたくさんあります。今からすぐにでも取り組める5つの対策を提案しますね。

【1】送料込み表示への切り替えを検討する

まずは、送料を商品価格に含めた「送料込み表示」への切り替えを検討することです。これは、購入者にとって価格が明確になり、購入までのハードルが下がるというメリットがあります。また、送料が上がったとしても、商品価格全体で調整することで、心理的な負担を軽減できる可能性があります。ただし、価格競争が激しい市場では、この戦略が難しい場合もあるので、慎重な検討が必要です。

【2】配送方法別の利益率を再計算する

次に、扱っている商品の配送方法ごとの利益率を改めて計算し直してみてください。DHLだけでなく、FedExやUPS、日本郵便など、複数の配送方法を使っている場合は、それぞれのコスト構造を見直すことが重要です。もしかしたら、これまでメインで使っていた配送方法よりも、他の方法の方が利益率が高くなるケースが出てくるかもしれません。これは、うちの会社でも定期的に行っている重要な作業なんですよ。

【3】商品単価・数量を上げて利益率をカバーする

そして、商品単価を上げる、または一度に購入してもらう数量を増やすことで、利益率をカバーするという方法もあります。例えば、単一商品ではなくセット販売を強化したり、より高付加価値な商品をラインナップに加えたりするイメージですね。送料の割合が相対的に小さくなることで、値上げの影響を吸収しやすくなります。

【4】アメリカ依存度を下げる

これは非常に重要な視点だと僕は思っています。米国市場は確かに大きいですが、関税や物流コストの変動リスクが高いのも事実です。なので、アメリカ以外の市場、例えばヨーロッパやアジア、オーストラリアなど、新たな市場を開拓することで、リスクを分散していくべきだと考えています。僕自身、この数年でアメリカ以外の市場開拓に力を入れてきて、その重要性を強く感じていますね。

【5】SpeedPAKなどeBay公式配送との比較もしておく

最後に、eBayをメインに利用しているセラーさんなら、eBay公式の配送サービスであるSpeedPAK(スピードパック)など、他の選択肢との比較検討も忘れないでください。特定の地域や商品によっては、これらの公式配送サービスがコスト面で有利な場合もあります。常に複数の選択肢を比較検討し、その時々で最も効率的かつ利益率の高い方法を選ぶ柔軟性が、これからの越境ECには不可欠だと僕は考えています。

まとめ

越境ECにおける物流コストの値上げは、僕たちセラーにとって常に頭を悩ませる問題です。しかし、今回のDHLの値上げをきっかけに、改めて自社の物流戦略や価格設定を見直す良い機会だと捉えることもできるんじゃないでしょうか。僕自身も、これらの対策をうちの事業で実行し、日々検証を重ねているところです。変化を恐れず、積極的に対策を講じていくことが、これからの越境ECビジネスを成長させる鍵になると信じています。

FAQ

Q.DHLの送料値上げはいつからですか?
DHLは2023年9月から、送料を一律3%値上げすると発表しています。これは年末商戦に向けた先行対応の一環とも見られています。
Q.なぜ今、物流コストが上がっているのですか?
主な原因は、米国向け通関処理の複雑化(トランプ関税の影響)、世界的なインフレによる燃料費・人件費の高騰、そして年末の物流ピークに備えた価格調整が挙げられます。
Q.3%の値上げはどれくらい利益に影響しますか?
例えば送料30ドルの商品なら、3%増で30.90ドルになります。単価の低い商品や、月間の発送量が多いセラーにとっては、年間で数千ドルのコスト増となり、利益率を大きく圧迫する可能性があります。
Q.アメリカ以外の国も値上げの影響を受けますか?
はい、影響を受ける可能性は高いです。インフレや人件費の高騰はグローバルな問題であり、米国向けの関税処理増加も国際配送業者共通の負担だからです。
Q.送料込み表示に切り替えるメリットは何ですか?
購入者にとって最終価格が分かりやすくなり、購入のハードルが下がることが期待できます。また、送料値上げの影響を商品価格全体で調整しやすくなるというメリットもあります。
Q.SpeedPAKとは何ですか?
SpeedPAKは、eBayが提供する公式配送サービスの一つです。特定の地域や商品に対して、コスト効率の良い配送オプションとなる場合がありますので、比較検討をおすすめします。
Q.越境ECでアメリカ以外の市場を狙うメリットは?
米国市場への依存度を下げ、リスクを分散できる点が最大のメリットです。関税や物流コストの変動リスクを軽減し、安定した事業運営に繋げることができます。

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