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2026.02.28越境ECデミニミス関税

もしデミニミスが廃止されなかったら?越境ECセラーが見た「幻の利益」と今を生き抜く戦略

デミニミス廃止がなかった「もしも」の世界で何が起きていたのか?越境ECの未来を予測し、日本セラーが今、高付加価値で生き残る戦略を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00もしも規制がなかったらどうなってたか?
  • 00:00「もしも」の世界:Temu・Sheinの暴走とインフレ抑制
  • 00:00経済と政治のIF:金・ドル・首相が変わっていた?
  • 00:00日本セラーにとっては「今のほうがマシ?」
  • 00:00結論:デミニミスが戻ったら?

最近、円安が加速して、金の価格も歴史的な高値をつけていますよね。これって、もしかしたら数年前にアメリカで廃止された「デミニミス(少額輸入免税枠)」の影響もあるんじゃないかと、僕はよく考えるんですよ。もし、あのままデミニミスが残っていて、トランプ関税のような保護主義的な動きが強まっていなかったら、世界は全く違う景色になっていたんじゃないかと思うんです。

「もしも」の世界で何が起きていたのか?Temu・Sheinの暴走と「せどりバブル」の可能性

もしデミニミスが廃止されていなかったら、中国発のECプラットフォームであるTemu(テム)やShein(シーイン)の勢いは、今とは比べ物にならないほど加速していたはずです。関税がかからないことで、彼らはアメリカ市場で文字通り「暴れ回っていた」でしょうね。安価な商品が無限に供給され、消費者は大喜びで飛びついていたと思います。

それに伴って、アメリカのインフレも今ほど加速しなかったかもしれません。トランプ関税のような輸入品への追加課税がなければ、商品価格は安価に維持され、物価上昇はもう少しコントロールされていたんじゃないかと。僕らが現場で見てきた感覚としても、輸入コストが直接物価に跳ね返る現状を見ると、そう感じます。

そして、eBay(イーベイ)のような越境ECプラットフォームでは、まさに「せどりバブル」が起きていた可能性もあります。送料も関税も安いままなら、日本からの「薄利多売せどり」も余裕で成立し、誰でも出品すれば売れるような「eBay盛り上がり期」が続いていたかもしれませんね。うちが扱うようなラグジュアリーリユース品だけでなく、あらゆるジャンルで活況だったでしょう。

経済と政治に与えたであろう「デミニミス廃止なし」の影響

この「もしも」の思考実験は、経済全体にも大きな波及効果があったと見ています。今のように世界が分断されていなければ、安全資産である「金」がここまで高騰することもなかったでしょう。今の金価格の異常な上昇は、世界経済の不確実性を強く反映していると僕は考えています。

また、アメリカがそこまで極端なドル高政策を取る必要もなかったはずです。結果として、ドルがここまで強くならず、もう少し穏やかな為替相場だったかもしれません。僕らが越境ECをやっている中で、為替の変動は常に大きなリスク要因ですから、この安定はありがたかったでしょうね。

さらに、日本の政治にも影響があったかもしれません。経済が安定していれば、国民の不満も今ほど爆発しなかったでしょうから。もしかしたら、日本の首相も今とは違う人だった可能性だってあります。経済政策の失敗を問われて交代、なんてこともなかったかもしれませんからね。

ただし、いくら経済が良くても、日本国内の「人口が増えにくい」という構造問題だけは変わらない現実があります。だからこそ、僕らは結局「海外に売る」という選択肢を選び、それが正解だったと今でも強く感じています。国内市場の限界を見据え、早い段階で越境ECに注力してきたのは、正しい判断だったと自負しています。

なぜ日本セラーは「今のほうがマシ」と考えるのか?

これまでの話を聞くと、「規制がないほうが良かったんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。しかし、僕としては今の状況も決して悪くない、むしろ日本セラーにとっては「マシ」な部分もあると考えています。

デミニミス(少額輸入免税枠)がなくなると、中国の「激安商品」は関税分で値段が上がり、その最大のメリットが消えます。例えば、300円で売られていた雑貨に20%の関税がかかれば、60円値上がりして360円。消費者にとっては大きな差ですよね。一方、僕らが扱う日本の中古品やブランド品は、もともと「価格」ではなく「質」や「ストーリー」で勝負しています。高付加価値な商品なので、関税がかかってもその影響は相対的に小さいんです。

結果として、300円の雑貨を売るような薄利多売のセラーが市場から減ってくれました。これにより、物流もスムーズになり、バイヤーも「ちゃんとした商品」や「価値ある一点物」を探すようになる傾向が見られます。これは、僕たちのように品質や信頼性を重視するセラーにとっては、ライバルが減り、本質的な価値が評価されやすくなる良い機会だと捉えています。

デミニミスがもし復活したら?「本質」を掴む強さ

では、もしまた規制が緩んでデミニミスが復活したら、僕たちはどうするべきでしょうか?僕は、この厳しい冬の時代を生き抜いた経験は、何にも代えがたい財産になると考えています。この数年、僕らは「関税がかかっても売れる商品」「高付加価値なサービス」を徹底的に追求し、ビジネスの筋肉を鍛えてきました。

正直なところ、「楽に稼げる」という状況に依存したビジネスは、必ずどこかで限界を迎えます。ルールが変われば、あっという間に立ち行かなくなる。うちも過去に何度か、市場の変化に翻弄されそうになった経験がありますから、この教訓は身に染みています。

だからこそ、仮にルールが元に戻ったとしても、僕たちはどんな環境になっても無双できる自信があります。「規制があろうとなかろうと、本当に価値あるものを届ける」という本質さえ掴んでいれば、これからの時代も決して怖くありません。変化の激しい時代だからこそ、本質を見極める力が、経営者には最も求められると僕は思うんですよ。

FAQ

Q.デミニミス(少額輸入免税枠)とは何ですか?
デミニミスとは、少額の輸入品に対して関税や消費税が免除される制度のことです。国によって金額は異なりますが、アメリカでは長らく800ドル以下の輸入が免税対象でした。
Q.デミニミスが廃止されたことで、越境ECにどのような影響がありましたか?
特に中国からの安価な商品の輸入コストが上がり、価格競争力が低下しました。これにより、薄利多売のビジネスモデルが難しくなり、高付加価値な商品やサービスを提供するセラーが有利になりました。
Q.TemuやSheinのような中国系ECプラットフォームは、デミニミス廃止でどうなりましたか?
デミニミス廃止により、彼らがアメリカ市場で展開する安価な商品にも関税がかかるようになりました。これにより、以前のような圧倒的な価格優位性が一部失われ、成長が鈍化する要因の一つになったと考えられます。
Q.日本の越境ECセラーにとって、今の状況は本当に「マシ」なのでしょうか?
はい、僕はそう考えています。デミニミス廃止で激安商品との差別化が容易になり、品質やブランド力で勝負する日本のセラーにとっては、本質的な価値が評価されやすい市場環境になったと言えます。
Q.円安や金の高騰もデミニミス廃止と関係があるのですか?
直接的な因果関係は断定できませんが、デミニミス廃止は保護主義的な動きの一環であり、世界経済の分断を象徴する出来事です。このような動きが、安全資産である金の高騰や為替の不安定化に間接的に影響している可能性はあります。
Q.今後、越境ECで生き残るために最も重要なことは何ですか?
「規制があろうとなかろうと、本当に価値あるものを届ける」という本質を掴むことです。価格競争に巻き込まれない高付加価値な商品選定と、顧客に寄り添う質の高いサービス提供が不可欠だと僕は考えています。
Q.「せどりバブル」がもし起きていたら、どんな問題がありましたか?
誰もが簡単に稼げる状況は、品質の低い商品や粗悪なサービスが横行する原因となり得ます。結果的に市場の信頼性が低下し、長期的には健全な成長を阻害する可能性があったと思います。

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