越境EC初心者は「利益ゼロ販売」から始めるべき? 経営者が語る実践戦略
越境ECを始めたばかりの初心者が、なぜ一時的に利益を度外視してでも「利益ゼロ販売」に取り組むべきなのか。JP.Company代表の荒木淳平がその戦略と注意点を解説します。
越境ECの世界に飛び込んだばかりの友人から、「早く実績を作りたいから、利益ゼロで商品を売ってる」という話を聞いたんですよ。これってビジネスとしてどうなのか、疑問に思う方もいるかもしれませんね。僕自身も、このテーマについてはいつも考えさせられる部分があるんです。結論から言うと、初心者が越境ECで長く、そして大きく成功していくためには、戦略的に「利益ゼロ販売」を取り入れるべきだと僕は考えています。
なぜ初心者は「利益ゼロ販売」から始めるべきなのか?
最初のうちは、利益を出すことよりも優先すべきことがあると僕は思っています。それは「とにかく買ってもらう体験」を最優先すること。これは、ビジネスの世界でよく耳にする「フリーミアム」(基本機能を無料で提供し、高機能版や追加サービスで収益を得るビジネスモデル)と同じ思想なんですよね。
例えば、僕らが普段使っているスマホアプリやウェブサービスでも、「最初の3ヶ月は無料でお試し!」みたいなサービスってよく見かけますよね?あれを、自分の物販ビジネスでも実践するんです。最初は利益を求めず、まずはお客さんに利用してもらう。この先行投資によって、アカウントの評価やプラットフォームからの信用を最速で手に入れることができるんですよ。
実際に僕も、独立して最初の頃、新しいプラットフォームに挑戦した時に「売上ゼロ」という状況に直面したんですよ。その時に痛感したのは、実績がゼロの状態で「利益も欲しい、評価も欲しい」と欲張ると、最初の1個がいつまで経っても売れずに、結局挫折してしまうという現実です。だからこそ、利益をゼロに設定するのは、ビジネスの立ち上げを最速にするための、極めて合理的で賢い戦略だと僕は考えています。まずは小さくてもいいから成功体験を積み重ねていくことが、何よりも重要なんですよね。
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「利益ゼロ販売」の落とし穴と避けるべき大誤算
「無料お試し期間だと思えば納得です!」ってよく言われるんですけど、だからといって、どんどん安売りして、ついでに広告もガンガンかければ最強かというと、それはちょっと違うんです。ここには、初心者が陥りやすい大きな落とし穴があります。
まず、利益ゼロ販売は、あくまで価格が安いから売れているだけ、という現実を忘れてはいけません。商品自体の魅力や、あなた自身のセラーとしての強みで「差別化」できているわけではない、ということを常に意識しておくべきなんです。この段階で、例えば同じ商品を扱っているライバルと比べて、あなたの出品に特別な価値があるかというと、まだそこには至っていないケースがほとんどだと思います。
そして、やってはいけないのが「広告」です。利益ゼロで売っているのに、さらに売れ行きを伸ばそうとして有料広告を打つのは、絶対にNGなんですよ。ただでさえ利益がないのに広告費で大赤字になり、資金が秒速でショートしてゲームオーバーになってしまう。これは、うちで過去にコンサルティングしたケースでも何度か見てきましたし、僕自身の経験でも、焦って広告に手を出して資金をショートさせかけた苦い経験があるんです。あくまで「自然に売れる最安値」で実績を積むのが鉄則なんです。広告は、しっかりと利益が出るようになってから、さらに売上を伸ばすためのブースターとして使うべきだと僕は思っています。
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値段を上げる「感覚」を養うフェーズ
危ない、広告まで出すところでした……という声もよく聞くんですけど、もちろん、ずっと利益ゼロじゃビジネスとして成り立ちませんよね。評価が十分に貯まったら、いよいよ利益を取るフェーズに移るわけですが、ここにも初心者がやりがちなミスがあります。
評価が20個貯まったからといって、「明日から全部1.5倍の価格にします!」というのは間違いなんですよね。お客さんは急な変化に驚いて離れてしまう可能性があります。今まで安く売っていた商品はそのままか、少しずつ据え置きにしながら、新しく出品する商品から徐々に利益を乗せた適正価格にしていくのが正解だと僕は考えています。この「少しずつ」という感覚がすごく大事なんです。
実は、安く売るよりも「高く売る」ときの方が、ビジネスの『センス』が求められるんですよ。僕自身も、価格設定には常に頭を悩ませてきましたし、今でも試行錯誤の連続なんですよ。「この評価数なら、この価格でもバイヤーは安心してくれるだろうか?」「このライバルより少し高くても、梱包や写真の綺麗さ、迅速な対応でカバーできるだろうか?」というような、市場と自分を俯瞰するバランス感覚。この値上げのセンスを、利益ゼロ販売をやっている期間にライバルの動きを見ながら養っておくことが、一流のプロセラーになるための絶対条件だと僕は断言します。
まとめ
越境ECの初心者にとって、最初の数ヶ月は「利益ゼロ販売」を戦略的に活用することが、長期的な成功へのカギだと僕は考えています。アカウントの信用と実績を最速で手に入れ、その間に市場を見極め、価格設定の「感覚」を磨く。これは単なる安売りではなく、未来への投資なんです。目先の利益に囚われず、着実に一歩ずつステップアップしていくことが、結果として大きなリターンを生むと僕は信じています。
FAQ
Q.越境EC初心者が利益ゼロ販売をすべき理由は何ですか?
Q.利益ゼロ販売はどのくらいの期間続けるべきですか?
Q.利益ゼロ販売中に広告は打つべきですか?
Q.利益ゼロ販売から価格を上げるタイミングと方法は?
Q.利益ゼロ販売のデメリットは何ですか?
Q.利益ゼロ販売で得られる「アカウントの評価」とは具体的に何ですか?
Q.越境ECで「高く売る」ために必要なセンスとは?
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