eBay 30周年と越境ECの今:トランプ関税、リユース市場の未来を荒木淳平が語る
eBay Japanが語る「越境ECの今」を、現役経営者・荒木淳平が深掘り。トランプ関税の影響、リユース市場の成長、日本セラーの強み、そして未来の戦略について解説します。
CHAPTERS
- 00:00オープニングトーク
- 00:00問題提起:eBay 30周年と越境ECの今
- 00:00eBayの強みと越境EC・リユース市場の将来性
- 00:00「エンスージアスト」に刺さる!日本セラーの強み
- 00:00越境ECのハードルを下げる「4つの公式サービス」
- 00:00“トランプ関税”に対する日本セラーのリアル
- 00:00米国以外への参入をサポート
- 00:00エンディング
先日、eBay Japanの岡田さんがメディアラウンドテーブルを開催し、「越境ECの今を知る」というテーマで非常に興味深い話をされていました。設立30周年を迎えるeBayが、この変化の激しい時代に何を見据えているのか。僕自身も越境ECに長く携わってきた中で、強く共感する部分や、今後のビジネスを考える上でヒントになる点が多々あったので、今回はその内容を深掘りしながら、僕なりの視点も交えてお話ししたいと思います。
eBayが示す越境ECとリユース市場の成長性とは?
まず、岡田さんが強調されていたのは、eBayのプラットフォームとしての圧倒的な規模感です。アクティブユーザー数は1.34億人を超えていて、日本からの越境販売が数年にわたり世界No.1の成長を続けているというのは、本当にすごいことだと感じますね。僕も日頃から肌で感じていますけど、日本の商材のポテンシャルは計り知れないなと。
そして、世界の越境EC市場は今後約10倍に拡大すると予測されていますし、リユース市場もサステナビリティ意識の高まりや物価高騰を背景に、右肩上がりの成長を続けています。特に「新品じゃなくても良い」と考える消費者が世界的に増えているのは、僕らが扱っている中古品にとっては追い風なんですよね。新品市場とは異なる、新たな価値観が生まれているのを実感します。
EC・オンライン物販
なぜ日本の「Used in Japan」が世界のエンスージアストに刺さるのか?
eBayで売れている商品の約65%が中古品だというデータは、僕らのビジネスモデルを強く後押ししてくれます。特に高成長しているジャンルとして、ポケモンカードが+86.4%、デジカメが+52.4%、メンズブランドアパレルが+39.5%と具体的な数字が出ていましたが、これらはまさに「エンスージアスト」(特定の分野に熱心な愛好家)に響く商材なんですよね。
「Used in Japan」、つまり日本の中古品がなぜこれほどまでに海外で評価されるのか。岡田さんも指摘されていましたが、その理由はいくつかあると思っています。まず、保存状態が良いこと。そして、商品説明が非常に丁寧であること。これらは日本のセラーが持つ、きめ細やかな文化が反映されている部分だと感じます。僕らの経験でも、「箱や説明書、付属品まで全て揃っている」という商品は、海外では希少価値が高く、驚くほどの高値で取引されるケースも少なくないんですよ。品質への信頼度が、他の国の中古品とは一線を画しているんだと思いますね。
国際物流・貿易
越境ECのハードルを下げるeBayの4つの公式サービス
越境ECに興味があっても、やはり「難しそう」「リスクがありそう」と感じる方は多いと思うんです。そんなハードルを下げるために、eBayが提供している公式サービスは非常に強力だと感じています。
具体的には、真贋保証サービス(偽造品を排除し、購入者・販売者双方の信頼を高めるサービス)によって安心して取引ができるようになったり、eBay Refurbishedプログラム(整備済み中古品の販売を可能にするプログラム)で、さらに幅広い商品を扱えるようになったりしています。また、eBaymag(英・独・豪など最大8カ国にワンクリックで同時出品できるツール)を使えば、出品の手間が大幅に削減できますし、SpeedPAK(eBay公式の国際配送サービス)は、国際配送のコストと手間を大きく軽減してくれるんですよね。特にSpeedPAKは日本向けの対応も拡大していて、僕らセラーとしては本当に助かっています。
トランプ関税は越境ECにどう影響し、日本セラーはどう対応すべきか?
やはり多くのセラーが気にしているのが、いわゆる「トランプ関税」の問題だと思います。2025年5月にeBay Japanが独自に行ったアンケートでは、96%のセラーが「eBay販売を継続したい」と回答したそうです。これは、日本のセラーが持つ越境ECへの強い意欲と、eBayプラットフォームへの信頼の証だと感じました。
岡田氏も、日米間の交渉は流動的であり、現時点では日本のセラーへの大きな影響は見られないとしながらも、米国以外の市場への参入サポートを積極的に進めていると話していました。特に、欧州・豪州・東南アジアが今後の注目市場として挙げられていましたが、これは僕も同意見ですね。例えば、オートパーツのような日本から人気のカテゴリでも、米国の車の買い替えサイクルが長くなれば、修理用パーツの需要が伸びるという見立てには納得感があります。変化の兆しを捉えて、柔軟に対応していくことが重要だと改めて感じました。
米国以外の市場開拓が越境ECの次なる一手となる理由
米国市場は確かに大きいですが、僕らは特定の市場に依存することのリスクも理解しておくべきだと考えています。eBay Japanが昨年から米国以外の国へのセラーの参入を後押しし、SpeedPAKなどの仕組みを整えてきたのは、まさに「次」を見据えた戦略だと感じました。
僕自身も、様々な国の市場動向を常にウォッチしています。それぞれの国には独自の文化やニーズがあって、そこに日本の商品がどうフィットするのかを考えるのは、越境ECの醍醐味の一つなんですよね。例えば、ある国ではアニメグッズが爆発的に売れる一方で、別の国ではヴィンテージのカメラが人気だったりする。米国一辺倒ではなく、多角的に市場を開拓していくことが、これからの越境ECビジネスを安定させ、さらに成長させていくための鍵になるんじゃないかと考えています。
今回の岡田さんの話を聞いて、改めてeBayがグローバルプラットフォームとして、そしてイーベイ・ジャパンが日本セラーの強力なパートナーとして、未来を見据えた戦略を着実に実行していることがよく分かりました。僕らセラーも、その変化の波に乗りながら、新しい挑戦を続けていきたいと強く思いますね。
FAQ
Q.eBayの越境EC市場における日本の存在感はどの程度ですか?
Q.なぜ「Used in Japan」の商品は海外で人気なのですか?
Q.eBayが提供する越境ECセラー向けの主要サービスは何ですか?
Q.トランプ関税は日本のeBayセラーにどのような影響を与えていますか?
Q.リユース市場が拡大している背景は何ですか?
Q.「エンスージアスト」とは具体的にどのような層を指しますか?
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