MONOSHARE
2026.07.18越境ECEU規制eBay

「危険商品75%違反」の衝撃。EUの越境EC規制強化で何が変わる?日本のeBayセラーが今すべきこと

EUが越境ECの規制を強化し、輸入商品の75%が規則違反と判明。この衝撃的なニュースが日本のeBayセラーに与える影響と、信頼性重視の新しい越境ECの時代を荒木淳平が解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:00①何が起きたのか?
  • 00:00②なぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • 00:00③これ、eBayセラーにも関係ある?
  • 00:00④eBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • 00:00⑤今後どうなるのか?
  • 00:00エンディング

最近、EUで非常に大きなニュースが飛び込んできました。フランス当局の調査で、海外から輸入された商品の75%がEUの規則に違反している、と発表されたんです。しかも、そのうち46%は「危険商品」に認定されたというから、これはかなり衝撃的な話ですよね。

今回の話は、決して一部の海外プラットフォームだけの問題じゃないんですよ。今後、越境EC全体のルールが大きく変わる可能性を示唆していると、僕は考えています。

何が起きているのか?EUが越境ECに厳しい目を向ける背景

まず、今回EUで具体的に何が起きたのかというと、フランス当局が7つの海外ECプラットフォームから600商品以上を検査したんですね。その結果、先ほども言ったように75%がEU規則に違反していることが判明しました。

「危険商品」と判定されたものの中には、電化製品の感電・火災リスク、子供向け商品の誤飲危険、アクセサリーの化学物質超過、衣類のEU基準違反など、実際に消費者の安全を脅かすものが多く含まれていたんです。当局はこれを「例外ではなくビジネスモデルの問題だ」とかなり強い言葉で指摘しているんですよね。

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なぜEUはここまで厳しくなったのか?「安さ」から「安全性・責任」への転換

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu(テム)やSHEIN(シーイン)、AliExpress(アリエクスプレス)といった、超低価格戦略をとる海外ECプラットフォームの台頭があります。EU側は「安すぎる海外商品がEU市場を壊している」という危機感を募らせているんです。

さらに、「小口輸入免税」という仕組みも問題視されています。一定額以下の輸入商品には関税がかからないため、海外の安価な商品がEU市場に大量に流入し、EU域内の企業が不公平感を抱いている、という側面もあるんですね。だからこれは単なる安全問題ではなく、価格競争、EU企業保護、そして市場ルールの主導権をめぐる戦いでもあると僕は見ています。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、明確にルールを変えようとしているんですよ。

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日本のeBayセラーは無関係ではない。今後想定される変化とは

「でも、それって一部の海外プラットフォームの話でしょ?日本のeBayセラーには関係ないんじゃない?」って、よく聞かれるんですけど、実はかなり関係あると僕は思っています。特に今後は、“ちゃんとしているか”を証明できない商品は、より厳しくなる可能性があるんじゃないでしょうか。

今後あり得る変化としては、商品チェックの強化、CEマーク(EU域内で販売される製品に義務付けられる安全基準適合マーク)の確認厳格化、バッテリー規制や化学物質規制の強化などが考えられます。最悪の場合、通関停止や返品増加につながる可能性もゼロではありません。EUは今後、「どこ製か」というよりも、「EU基準を満たしているか」という点をより重視するようになるでしょうね。特にノーブランドの家電製品、格安雑貨、出所不明の商品などは、危険度が高まるんじゃないかと懸念しています。

一方で、これはチャンスでもあります。僕らが扱うような日本製の商品、品質保証がしっかりしているもの、真贋が明確なもの、そして一点物のヴィンテージ品や中古品などは、逆に価値が上がる可能性を秘めていると思うんですよね。実際に僕らの Monoshare でも、そういった「信頼性」を担保できる商品に注力しているのは、まさにこの変化を見越してのことなんです。

eBayにとっては「追い風」となる可能性も?

今回の規制強化は、eBayにとってはむしろ追い風になる可能性もあると僕は見ています。なぜなら、eBayは「安さだけ」で戦う市場ではないからです。

eBayは、セラーの「信頼」やこれまでの「実績」、購入者からの「評価」が非常に重視されるマーケットですよね。コレクション性のある商品や、中古品としての価値を理解してくれるバイヤーが多いのも特徴です。EUが“怪しい格安商品”を締め付ければ締め付けるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は相対的に上がっていくんじゃないでしょうか。特に日本のセラーは、日本製品の品質の高さ、独特の中古文化、そして真贋に対する意識の高さが強みになります。今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買えるか」という、信頼の要素がより重要になっていくはずです。

越境ECの未来。規制強化時代にセラーが取るべき戦略

今後、越境ECは「厳しくなる前提」でリスクヘッジしていく時代になる、というのが僕の見立てです。EUでは輸入検査が強化され、関税の変更、販売責任の強化、そしてプラットフォーム側の責任拡大も進むでしょう。危険商品が即座に削除されたり、AIによる商品監視が導入されたりする可能性も十分にあります。

実際、EUは現在、Temu、SHEIN、AliExpressといったプラットフォームを調査中で、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金が課される可能性も指摘されているんです。これはつまり、「安ければ売れる」という時代は終わり、「安全性や信頼性を証明できるか」が問われる時代になっていく、ということですよね。

だからこそ、僕たちeBayセラーも、今のうちから取り扱い商品の見直しを進めるべきだと思います。危険商材は回避し、商品説明はより具体的に、そして出所の管理もしっかり行うなど、“規制が強化される前提”で動いていく必要があるんです。これからの越境ECは、「安く売る」よりも「安心して買える」という価値を提供できるセラーが、生き残っていくんじゃないかな、と僕は思っています。

FAQ

Q.EUの越境EC規制強化とは具体的に何ですか?
EU域内への輸入商品に対し、安全性や品質に関するEU規則への適合をより厳しく求める動きです。特に低価格帯の海外ECプラットフォームからの商品がターゲットになっています。
Q.フランス当局の調査で何が判明しましたか?
7つの海外ECプラットフォームから検査された600商品以上のうち、75%がEU規則に違反し、46%は「危険商品」と判定されました。電化製品や子供向け商品などに問題が見られました。
Q.なぜEUは越境ECの規制を厳しくしているのですか?
TemuやSHEINなどの超低価格戦略がEU市場を破壊しているという危機感、小口輸入免税による不公平感、そしてEU企業保護や市場ルールの主導権確保が背景にあります。
Q.今回の規制強化は日本のeBayセラーにどのような影響がありますか?
商品チェックの厳格化、CEマーク確認、バッテリー・化学物質規制の強化、通関停止、返品増加などが想定されます。特にノーブランド品や出所不明の商品はリスクが高まります。
Q.どのような商品が規制の対象になりやすいですか?
ノーブランドの電化製品、格安雑貨、子供向け商品、アクセサリー、衣類など、安全性や成分表示が不明確な低価格帯の商品が対象になりやすいと考えられます。
Q.逆に、どのような商品が今後価値を増す可能性がありますか?
日本製の商品、品質保証が明確なもの、真贋が保証されたブランド品、一点物のヴィンテージ品や中古品など、信頼性や安全性をアピールできる商品が有利になります。
Q.eBayは今回の規制強化で追い風になると言えるのはなぜですか?
eBayは安さだけでなく、セラーの信頼や実績、商品のコレクション性や中古価値で戦う市場だからです。怪しい格安商品が締め出されることで、信頼できるセラーの価値が相対的に上がると考えられます。
Q.今後、越境EC事業者はどのような対策をすべきですか?
取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、出所管理の徹底など、「規制が厳しくなる前提」で事業戦略を構築し、安全性と信頼性を提供することが重要です。

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