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2026.05.25越境ECメルカリトレンドワード

メルカリ「2025年トレンドワード」が示す、次世代の消費行動とビジネスのヒント

越境EC経営者・荒木淳平が、メルカリの「2025年トレンドワード」を深掘り。ラブブ人気の背景から、二次流通市場の変化、推し活・コレクション市場の台頭、そしてビジネスチャンスの捉え方まで、具体的な体験談を交えて解説します。

メルカリが発表した「2025年トレンドワード」。これは単なる流行ランキングじゃないと、僕は思っています。僕が長年、越境ECやリユース市場に身を置いて感じるのは、このデータが「お金が動いた結果」を示している、ということ。感覚論ではなく、実際のユーザー行動に基づいているからこそ、その裏にある市場の構造変化を読み解くことが重要なんです。

今回は、このメルカリのトレンドワードから読み解ける、これからの消費とビジネスのヒントについて、僕自身の経験も交えながら話していこうと思います。

メルカリ「2025年トレンドワード」が教えてくれることとは?

まず、このトレンドワードの何がすごいのか、という話なんですが、最大のポイントは「実際に検索され、取引されたデータ」がベースになっていることです。メルカリ公式がユーザーの検索・売買データを元に発表しているため、単なる「話題になった」という情報とは一線を画します。

これは、今の個人間取引市場、いわゆる二次流通市場(一度消費者の手に渡った商品が再び売買される市場)のリアルな縮図を示していると言えるでしょう。僕らが仕入れや販売戦略を考える上で、非常に重要な「市場のサイン」になるんですよ。

なぜ「ラブブ」が2025年のトレンドワード1位になったのか?

メルカリの2025年トレンドワードで、特に注目すべきは「ラブブ」が1位になったことでしょう。ラブブはデザイナーズトイやキャラクター系の商品で、新品ではなかなか手に入りにくいアイテムが多いんですよね。だからこそ、最初から「二次流通で探す」という行動が前提になっているんです。

ここには、単なるキャラクター人気だけでなく、コレクション性、そのアイテムが持つ文脈、そして希少性が価値になるという市場の原理が働いています。うちのMonoshare(モノシェア)でも、こうしたニッチなアイテムが驚くような価格で動くのを何度も見てきました。新品の供給が限られているからこそ、欲しい人は二次流通で手に入れようとする。これは越境ECでも全く同じ構造が見られます。

「検索される」ことと「売れる」ことの違いとは?

「検索されているから売れる」と単純に考えるのは、ちょっと違うと僕は思っています。検索にはいくつかの意味があるからです。「欲しい」という直接的なニーズだけでなく、「相場を知りたい」「自分が持っているものが高く売れるか調べたい」といった目的も含まれるんですよ。

つまり、トレンドワードは「今すぐ売れる商品リスト」というよりも、「市場が動き出しているサイン」、あるいは「仕入れ判断の材料」として捉えるべきなんです。実際に、うちでも検索数は多いけど取引に繋がりにくいジャンルと、検索数が少なくても高単価で取引されるジャンルがあります。この違いを見極めることが、ビジネスの成功には不可欠なんですよね。

2025年は「推し活・コレクション市場」がさらに強くなる?

ラブブ以外にも、今回のトレンドワードには特徴があります。キャラクター系、カード、ホビー系のワードが上位に多くランクインしていることからも、2025年は「推し活・コレクション市場」がさらに強い流れになるんじゃないかと僕は予測しています。これは、単にモノを「消費する」という行動ではなく、「保有・収集・交換」に価値を見出す行動が消費の中心になりつつある、ということなんですよね。

メルカリが、もはや「推し活インフラ」のような役割を果たしているのは明白です。価格が落ちにくいジャンルには、人々が「集め続ける理由」がある。僕も昔、ある限定スニーカーを集めていた時期があるんですけど、やっぱりその「集める理由」が熱狂を生む。この熱狂こそが、市場に価値を生み出し続ける原動力になるんです。

新品にはない「手に入らないモノ」の価値とは?

なぜ新品ではないのに、二次流通で価値が出るのか。ここ数年、特に顕著に感じるのは、最初から二次流通での取引を前提としたモノが増えていることです。公式では入手困難な限定品、ランダム封入、あるいは地域限定品など、供給側が意図的にコントロールしているケースも少なくありません。

これは「安く買って高く売る」という従来の転売モデルだけではなく、「手に入らないから価値が出る」という、より本質的な市場構造の変化を意味しています。越境ECでは、日本でしか手に入らない限定品が海外で高値で取引されるケースは枚挙にいとまがないですよね。まさに、この「手に入らない希少性」が、新たな価値を生み出しているんです。

メルカリが「不用品処分」の場からどう変化したのか?

メルカリが、もはや単なる「不用品処分の場」ではない、というのは完全に言い切れるでしょう。その役割は大きく変わりました。今やメルカリは「市場価格が生まれる場所」であり、価格決定権が企業側からユーザー側へと移り変わった象徴的なプラットフォームなんです。

トレンドワードが示すのは、まさにユーザーが特定のモノに価値を与え、それが市場価格として形成されている証拠と言えます。この構造は、僕らが手がけるeBayや、僕らのMonoshareのような越境ECの市場と全く同じなんです。ユーザーが何を求め、何に価値を見出すか。それがダイレクトに価格に反映される、非常に透明性の高い市場が形成されているんですよね。

このトレンドワードから僕らが学ぶべきこと

今回のメルカリのトレンドワードから僕らが学ぶべきことは、単に流行っている商品名を追う、という話ではありません。もっと重要なのは、「なぜその商品が検索されたのか」「なぜ取引が増えたのか」という背景にある構造を深く掘り下げて考えることです。

ジャンルが違っても、この「価値の決まり方の構造」は応用できます。モノ余りの時代と言われますが、実際はそうではない。「意味」や「文脈」があるモノ、そして「手に入りにくい希少性」があるモノが、これからも選ばれていくでしょう。ラブブはあくまで象徴であって、主役ではありません。主役は「価値の決まり方が変わった市場構造」そのものなんです。この変化を理解し、ビジネスにどう活かすか。それが、これからの僕らの課題だと思っています。

FAQ

Q.メルカリの「2025年トレンドワード」はなぜ重要なのでしょうか?
単なる流行ではなく、実際のユーザーによる検索・取引データに基づいているため、現在の二次流通市場のリアルな動向や、お金が動いた結果を示しているからです。ビジネスの仕入れや販売戦略を考える上で、市場の重要なサインとなります。
Q.「ラブブ」がトレンドワード1位になった理由は何ですか?
デザイナーズトイであるラブブは、新品での入手が困難なアイテムが多く、最初から二次流通での購入が前提となっています。コレクション性、文脈、希少性が高く評価され、市場で価値を生み出しているためです。
Q.検索数が多い商品は必ず売れるのでしょうか?
必ずしもそうではありません。検索には「欲しい」「相場を知りたい」「高く売れるか調べたい」など複数の目的があります。検索数は市場が動き出しているサインではありますが、直接的な販売数とは異なる場合があります。
Q.「推し活・コレクション市場」の強さとは具体的にどういうことですか?
消費者がモノを「消費する」だけでなく、「保有・収集・交換」することに価値を見出す傾向が強まっている市場です。キャラクターグッズやカード、ホビー系アイテムがその代表で、メルカリもそのインフラとなっています。
Q.新品ではない「手に入らないモノ」に価値が出るのはなぜですか?
公式では入手困難な限定品、ランダム封入、地域限定品など、供給が意図的にコントロールされているケースが増えているためです。希少性が高まることで、二次流通市場で高い価値が生まれます。
Q.メルカリは今後、どのような役割を果たすと荒木さんは考えますか?
メルカリはもはや「不用品処分」の場ではなく、「市場価格が生まれる場所」として機能しています。ユーザーが価値を与え、それが市場価格として形成されるプラットフォームとして、越境EC市場と同様に重要な役割を果たすでしょう。
Q.このトレンドワードからビジネスにどう活かせばいいですか?
流行の商品名だけでなく、「なぜ検索・取引が増えたのか」という背景にある市場構造の変化を理解することが重要です。「意味」や「文脈」、そして「希少性」のあるモノに注目し、ジャンルを超えて応用できる価値の決まり方を学ぶべきです。

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