越境EC経営者が語る!古物市場のリアルと初心者攻略法【荒木淳平コラム】
越境ECで活躍する荒木淳平が、古物市場のリアルな現場を解説。初心者が安心して参加するための基本ルールから、セリの醍醐味、市場の未来まで、体験談を交えて深掘りします。
CHAPTERS
- 00:00オープニング:俺のオークション周年祭へ
- 00:30古物市場の基本ルール:受付と挨拶
- 01:15古物市場での座る場所と撮影禁止の理由
- 01:45飲食に関するルールと市場の食事
- 02:30ネット時代でも古物市場が重要な理由
- 03:10客層の変化と初心者が気をつけること
- 03:45セリの醍醐味と「同槍(どうやり)」の駆け引き
- 04:30まとめ:古物市場の未来と対談予告
先日、僕がいつもお世話になっている「俺のオークション」さんの周年祭にご招待いただき、久しぶりに古物市場の現場に足を運んできました。僕らのビジネス、越境ECでラグジュアリーリユース品を扱っていると、どうしてもネットでの取引が中心になりがちなんですけど、やっぱりリアルな古物市場(こぶついちば)の価値って計り知れないものがあるんですよね。
古物市場というと、ちょっと敷居が高いと感じる初心者の方もいるかもしれません。でも、実は多くの学びやビジネスチャンスが眠っている場所なんです。今日は、そんな古物市場のリアルな雰囲気や、初心者が安心して参加するために知っておくべきことを、僕自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
古物市場はどんな場所?リアルな現場の雰囲気
古物市場というのは、プロの古物商だけが参加できる、ブランド品や骨董品、美術品などが売買される専門の市場のことです。一般の方は入れない場所なので、その雰囲気を知らない人も多いと思うんですよね。僕も最初は知り合いの社長に連れて行ってもらったのがきっかけでした。
今回訪れた「俺のオークション」さんのような大規模な市場だと、数百人規模のバイヤーさんが全国から集まってきます。会場は活気にあふれていて、まさに「商売の最前線」という感じなんです。普段ネットでしかやり取りしない商品が、目の前で次々とセリにかけられていく様子は、何度見ても刺激的ですよ。
特に周年祭となると、普段以上に多くの商品が出品されたり、特別なイベントがあったりするので、お祭りみたいな賑わいがあります。うちのバイヤーたちも、こういう機会をすごく楽しみにしているんですよね。商品を見る目も、情報交換の熱量も、いつも以上に高まっているように感じます。
EC・オンライン物販
初心者が知っておくべき古物市場の基本ルール
古物市場には、いくつか独特のルールがあります。これを知らないと、ちょっと戸惑ってしまうかもしれません。僕が初めて参加した時も、最初は右も左も分からず、周りの人に教えてもらいながらでしたね。
まず、会場に着いたら受付で入場手続きをするのが基本です。古物商許可証の提示を求められることも多いので、忘れずに持っていく必要があります。そして、市場の担当者や周りの古物商の方々にきちんと挨拶をする。これが意外と大事で、ここでちょっとした雑談から情報交換が生まれることもあるんですよ。
次に、座る場所です。セリの進行役(進行方)の近くや、自分が狙っている商品が見やすい位置を選ぶのが一般的ですね。ただ、セリの様子は基本的に撮影禁止なんです。今回は特別に許可をいただいて撮影しましたが、これは市場の公平性や参加者のプライバシー保護のためなので、絶対に守るべきルールです。
あと、意外と細かいんですけど、蓋がない飲み物は持ち込み禁止の市場が多いです。高価な商品がたくさんあるので、万が一こぼして汚してしまわないように、という配慮なんですよね。僕も最初は「え、そこまで?」って思ったんですけど、現場を見ると納得できます。
それから、多くの古物市場では、入場料に昼食代が含まれていることが多いです。うちのバイヤーもよく「平場(ひらば)のご飯が美味しい」って言ってるんですけど、これも市場の楽しみの一つですね。休憩時間に他の古物商さんと交流しながら、美味しいご飯を食べるのは、ビジネスのヒントにも繋がるんですよ。
経営者の視点
なぜ今、リアルな古物市場が重要なのか?
「今はネットオークションやフリマアプリがあるから、わざわざリアルな古物市場に行く必要あるの?」ってよく聞かれるんですけど、僕はこのリアルな場が持つ価値は、今後も変わらないと思っています。
一番の理由は、やはり現物を自分の目で確かめられることですね。特にラグジュアリーブランド品は、状態が価格に大きく影響しますし、偽物のリスクもゼロではありません。写真だけでは分からない細かな傷や素材の質感、縫製のクオリティなんかを、実際に手に取って確認できるのは、リアルな市場ならではの強みです。これは越境ECで仕入れをする僕らにとっては、非常に重要なポイントなんですよ。
また、古物市場は情報交換の場としても機能しています。ベテランの古物商さんたちから、最新の相場情報やトレンド、時には商品の真贋に関する貴重な話を聞けることもあります。こうした生の情報は、ネットだけではなかなか手に入らないものなんです。僕自身も、市場で得た情報がビジネスに繋がった経験は何度もありますね。
客層も、ここ数年で少しずつ変わってきているように感じます。以前は昔ながらのベテランさんが多かった印象ですが、最近は若い世代や、僕らのようにECを主戦場にしている人たちも増えてきました。市場全体が多様化しているな、という印象です。初心者が気をつけるべきこととしては、最初は焦らず、まずは市場の雰囲気に慣れること。そして、周りのベテランさんの動きをよく観察することから始めるのがいいんじゃないかと思います。
セリの醍醐味と「同槍」の駆け引き
古物市場の最大の醍醐味は、やはりセリですよね。独特の緊張感と熱気に包まれた空間で、一瞬の判断が勝負を分ける。僕も何度かセリに参加してきましたけど、あの独特の空気感は、他ではなかなか味わえません。
セリには色々な形式がありますが、特に難しいと感じるのは**同槍(どうやり)**の場面です。これは、複数の参加者が同じ金額で手を挙げた時に発生する状況で、進行方(セリの進行役)が「同槍!」と叫び、その中でさらに希望者を募るんです。最終的に、より高い金額を提示した人が落札するか、または「じゃんけん」や「くじ引き」で決めることもあります。この同槍の駆け引きは、まさにプロの腕の見せ所なんですよ。
うちのバイヤーがセリに参加している様子を見ていると、彼らは単に商品を安く仕入れるだけでなく、その商品の需要と供給、市場での価値を瞬時に見極めているのが分かります。そして、どこまでならリスクを取れるか、という判断を瞬時に下しているんですよね。初心者の方には最初は難しいかもしれませんが、場数を踏むことで、少しずつその感覚が掴めるようになると思います。
古物市場の未来と越境ECの可能性
古物市場は、その形態を少しずつ変化させながらも、リユース業界の重要なインフラとしてこれからも存在し続けると僕は考えています。特に、真贋が問われるブランド品や希少性の高いアイテムにおいては、リアルな市場での目利きや情報交換の価値は、今後も高まっていくんじゃないでしょうか。
僕らが展開している越境ECのビジネスも、こうした古物市場との連携を強化していくことで、さらに可能性が広がると感じています。国内の古物市場で仕入れた商品を、海外の需要に合わせて販売する。この流れをよりスムーズに、より効率的にしていくことが、僕らのミッションの一つでもあります。
今回、「俺のオークション」さんの周年祭に参加して、改めて古物市場の奥深さと、そこに集まる人々の熱量を肌で感じることができました。近いうちに、「俺のオークション」の石井さんと対談させていただく予定もあるので、その中でさらに深い話ができるんじゃないかと思っています。日本のリユース業界が、世界でさらに存在感を発揮していくためにも、こうしたリアルな市場の活性化は不可欠だと僕は考えています。
これからも、現場のリアルな情報を皆さんに発信していきたいと思います。
FAQ
Q.古物市場とは何ですか?
Q.古物市場に初心者が参加する際の注意点は?
Q.なぜネットオークションがあるのに古物市場に行くのですか?
Q.「同槍(どうやり)」とは何ですか?
Q.古物市場の入場料には何が含まれていますか?
Q.越境ECと古物市場はどのように連携できますか?
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