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2026.09.29越境ECeBayEU規制

越境ECの潮目が変わる?EUが輸入商品の75%を「違反」と断罪した背景と日本セラーがすべきこと

EUが輸入商品の75%を規則違反と認定。TemuやSHEINへの規制強化が越境EC全体に与える影響と、日本eBayセラーが今すぐ取るべき戦略を、JP.Company代表の荒木淳平が解説。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:XX何が起きたのか?EUで輸入商品の75%が規則違反
  • 00:XXなぜEUはここまで厳しくなったのか?超低価格ECへの危機感
  • 00:XX日本のeBayセラーにも関係ある?「ちゃんとしてるか」が問われる時代
  • 00:XXeBay視点だと“追い風”な部分もある?信頼性が価値になる市場
  • 00:XX今後どうなるのか?越境ECは「規制前提」でリスクヘッジを
  • 00:XXまとめ

今、越境ECの世界で非常に大きな変化が起きています。EUで輸入された商品の実に75%がEUの規則に違反している、さらにそのうち46%が「危険商品」と認定されたというニュースは、僕ら越境ECを生業にする者にとって、決して他人事ではありません。

EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が規則違反という衝撃

フランス当局が、海外のECプラットフォームから輸入された商品を調査した結果、非常に厳しい現実が明らかになりました。具体的には、7つの海外ECプラットフォームから600商品以上を検査したところ、なんと75%がEUの規則を満たしていなかったんですよ。

そのうち46%は消費者に危害を及ぼす可能性のある「危険商品」と判定されています。電気製品では感電や火災のリスク、子供向け商品では誤飲の危険、アクセサリーからは化学物質の基準超過、衣類ではEUの品質基準違反など、多岐にわたる問題が指摘されました。当局はこれを「例外ではなくビジネスモデルの問題だ」とまで言い切っていて、かなり強い危機感を持っているのが伝わってきますね。

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なぜEUはここまで厳しくなったのか?超低価格ECへの危機感

EUがここまで輸入規制を厳格化する背景には、TemuやSHEIN、AliExpressといった超低価格を武器にする海外ECプラットフォームの台頭があります。これらのプラットフォームは、製造コストを極限まで抑えた商品を大量にEU市場に流入させてきました。結果として、EU域内の企業は価格競争で苦戦を強いられ、市場が破壊されているという危機感がEU側にはあるんです。

さらに「小口輸入免税」(少額商品の輸入関税を免除する制度)が悪用され、不公平な競争環境が生まれていることも問題視されています。つまり、今回の規制強化は単なる安全性の問題に留まらず、EU企業の保護、市場のルール主導権を巡る、より大きな経済戦争の側面も持っているわけです。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、明確に舵を切ろうとしているんだと僕は見ています。

経営者の視点経営者の視点

日本のeBayセラーにも無関係ではない。「ちゃんとしてるか」が問われる時代

「それは一部の超低価格ECの話でしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、実は日本のeBayセラーにもかなり関係がある話だと僕は考えています。特に今後は、「ちゃんとした商品である」ことを証明できないと、EU市場での販売が難しくなる可能性があるんです。

具体的に起こりうる変化としては、輸入時の商品チェックの強化、製品がEUの安全基準に適合していることを示す「CEマーク」の確認厳格化、バッテリーや化学物質に関する規制強化、さらには通関停止や返品増加といったケースも増えてくるかもしれません。EUは今後、「どこで作られたか」よりも「EUの基準を満たしているか」をより重視するようになるでしょう。

特に危険度が高いと思われるのは、ノーブランドの家電製品、格安雑貨、そして出所が不明確な商品ですね。一方で、日本製の商品、品質保証が明確な商品、真贋がはっきりしているラグジュアリーリユース品、そして一点物のコレクション品などは、むしろその価値が高まる可能性も十分にあると見ています。僕らJP.Companyが扱うような中古の日本製品は、まさに後者に該当する部分が多いので、チャンスと捉えることもできるわけです。

eBayセラーにとって追い風になる可能性もある理由

今回のEUの動きは、eBayのビジネスモデルにとって、ある意味で追い風になる可能性も秘めていると僕は思っています。なぜなら、eBayはもともと「安さだけ」で戦うマーケットではないからです。

eBayの強みは、セラーの「信頼」や「実績」、購入者の「評価」、そして商品の「コレクション性」や「中古としての価値」にあります。EUが「怪しい格安商品」を厳しく取り締まるようになればなるほど、きちんと品質を保証し、信頼できるセラーの価値は相対的に上がっていくでしょう。特に日本セラーは、元々「日本品質」への信頼、独自の「中古文化」、そして「真贋」に対する意識の高さといった点で、海外のバイヤーから高く評価されています。これはまさに、これからの時代に求められる「安心して買える」という価値と強く結びつく部分だと考えています。

今後の越境ECはどう変わるのか?「規制前提」でリスクヘッジを

今後、越境ECの世界は「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると僕は予測しています。EUで起こりうる変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の見直し、販売者責任の拡大、そしてプラットフォーム自身の責任強化などが考えられます。危険と判断された商品は即座に削除され、AIによる商品監視も導入されていくでしょう。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressといった大手プラットフォームを対象に調査を進めており、もし違反が認定されれば「世界売上の最大6%」という巨額の制裁金が課される可能性も指摘されています。これはつまり、「安ければ売れる」という時代は終わり、「安全性や信頼性をどれだけ証明できるか」が問われる時代になっていく、という明確なメッセージだと受け止めるべきです。

だからこそ、僕らeBayセラーも、今一度取り扱い商品の見直しを行う必要があります。特に危険商材は回避し、商品説明をより詳細に、そして正確に強化すること。商品の出所を明確に管理し、何かあった際にすぐ情報提示できる体制を整えること。これらを「規制が厳しくなる前提」で動いていく必要があると強く感じています。変化の波を乗りこなし、むしろチャンスに変えていけるよう、常にアンテナを張って対応していきましょう。

FAQ

Q.EUで輸入商品の75%が規則違反とは具体的にどのような内容ですか?
フランス当局が海外ECから輸入された600商品以上を検査した結果、75%がEU規則に違反していました。そのうち46%は感電・火災リスクのある電化製品や誤飲危険のある子供向け商品など「危険商品」と判定されています。
Q.なぜEUは海外ECに対する規制を強化しているのですか?
TemuやSHEINなどの超低価格ECの台頭により、EU市場が価格破壊され、域内企業が競争で不利になっているためです。安全問題だけでなく、EU企業保護や市場ルールの主導権を巡る側面も背景にあります。
Q.「小口輸入免税」とは何ですか?なぜ問題視されているのですか?
小口輸入免税とは、少額の輸入商品に関税を課さない制度です。これが悪用され、海外ECが安価な商品を大量に免税で流入させることで、EU域内企業との間で不公平な競争が生じていると問題視されています。
Q.EUの規制強化は日本のeBayセラーにどのような影響がありますか?
今後は商品チェックの厳格化、CEマーク(EU安全基準適合マーク)確認、バッテリー・化学物質規制強化、通関停止、返品増加などが予想されます。「ちゃんとした商品である」ことの証明がより重要になります。
Q.eBayセラーにとって、今回の規制強化はチャンスにもなり得ますか?
はい、チャンスになり得ます。EUが「怪しい格安商品」を締め付けることで、品質保証や信頼性の高いセラー、特に「日本品質」や「真贋意識」が高い日本セラーの価値は相対的に高まると考えられます。
Q.今後、越境ECセラーは何に注意すべきですか?
「規制が厳しくなる前提」で、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、商品の出所管理を徹底する必要があります。「安さ」だけでなく「安全性・信頼性」を証明できるかが重要になります。

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