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2026.08.13越境ECEU規制eBay

EUの越境EC規制強化は「安さ優先」の時代を終わらせる?日本セラーの活路とは

越境ECを巡るEUの規制が厳しさを増しています。フランス当局の調査で輸入商品の75%が違反と判明。これはTemuやSHEINだけの問題ではなく、越境EC全体のルール変更につながる可能性。日本セラーが今すべき対策と、信頼性が活きるeBay市場の追い風について、荒木淳平が解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:00①何が起きたのか?
  • 00:00②なぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • 00:00③これ、eBayセラーにも関係ある?
  • 00:00④eBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • 00:00⑤今後どうなるのか?
  • 00:00エンディング

EUで今、越境ECを取り巻く環境が大きく変わろうとしています。特にフランス当局が実施した調査結果は、僕ら越境EC事業者にとって非常にインパクトのあるものでした。

なぜ今、EUは海外ECの規制を強化しているのか?

フランス当局は、7つの海外ECプラットフォームから600点以上の商品を検査したんですが、その結果、実に75%もの商品がEUの規則に違反していると判明したんです。さらに驚くべきことに、そのうちの**46%は「危険商品」**とまで認定されている。これはかなり由々しき事態だと感じています。

具体的に問題となったのは、感電や火災リスクのある電化製品、誤飲の危険がある子供向け商品、化学物質が基準値を超過しているアクセサリー、EUの衣類基準を満たさないものなど、多岐にわたります。当局は「これは例外的な問題ではなく、ビジネスモデルそのものの問題だ」とかなり強い表現を使っているんですよね。僕もこのニュースを見た時、いよいよ本気で規制に乗り出してきたな、と肌で感じました。

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超低価格ECの台頭がEU規制の背景にある

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu(ティームー)やSHEIN(シーイン)、AliExpress(アリエクスプレス)といった、超低価格を武器にする海外ECプラットフォームの台頭があるのは間違いないと思います。これらのプラットフォームが提供する安価な商品が、EU市場に大量に流入しているわけです。

EU側からすると、「安すぎる海外商品がEU市場を壊している」という危機感がある。さらに、小口輸入免税制度(少額の輸入商品にかかる関税が免除される制度)によって、EU域内の企業との間に不公平感が生まれているという問題も指摘されています。だから、今回の規制強化は単なる商品の安全問題にとどまらず、価格競争の是正、EU企業の保護、そして市場のルールにおける主導権争いという側面も持っていると僕は見ています。EUは今、「安さ優先」から「安全性・責任重視」へと、明確に舵を切っているんです。

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日本のeBayセラーも無関係ではない、今後の影響と対策

「それはTemuとかSHEINの話でしょ?」って思われるかもしれませんが、日本のeBayセラーも決して無関係ではないと僕は考えています。むしろ、今後は「ちゃんとしているか」を証明できない商品は、これまで以上に厳しくなる可能性があるでしょう。

具体的に今後あり得るのは、輸入時の商品チェック強化、CEマーク(EU域内で販売される製品が安全基準を満たしていることを示すマーク)の確認厳格化、バッテリーや化学物質に関する規制強化、さらには通関停止や返品増加といったケースも増えるかもしれません。実際にうちの会社でも、EU向けの出荷について、書類の不備で止まった経験は少なからずあります。EUは今後、「どこで作られたか」よりも「EUの基準を満たしているか」をより重視するようになるんじゃないかと思っています。

特に危険度が高いのは、ノーブランドの家電製品や格安雑貨、出所が不明確な商品などです。一方で、日本製の商品や、品質が保証されているもの、真贋が明確なもの、そして中古の一点物などは、相対的に価値が上がる可能性も秘めていると僕は見ています。

信頼と品質を重視するeBayセラーにとって追い風となる可能性

今回のEUの規制強化は、見方を変えれば、eBayセラーにとって追い風になる可能性も十分にあります。なぜなら、eBayは「安さだけ」で戦うマーケットではないからです。

eBayは、セラーの信頼や実績、評価、商品のコレクション性、そして中古品としての価値など、価格以外の要素で戦うマーケットなんですよね。だからこそ、EUが「怪しい格安商品」を厳しく取り締まるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は高まっていくんじゃないかと期待しています。特に日本のセラーは、もともと「日本品質」への信頼や、独特の「中古文化」、そして「真贋意識」の高さがありますから、今回の流れとは非常に相性が良いと感じています。今後は「何を売るか」だけでなく、「どれだけ安心して買えるか」が、買い手にとっての重要な判断基準になっていくでしょう。

越境ECの未来:安全と信頼の時代へ、今すべきこと

今後の越境ECは、「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると思います。輸入検査の強化、関税制度の変更、販売者責任やプラットフォーム責任の拡大、危険商品の即時削除、さらにはAIによる商品監視なども進んでいくでしょう。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressなどを重点的に調査しており、もし違反が認定されれば、世界売上の最大6%という巨額の制裁金が課される可能性もあります。これはもう、「安ければ売れる」という時代ではなく、「安全性や信頼性をきちんと証明できるか」が問われる時代になっていくということだと僕は考えています。だからこそ、僕らeBayセラーも、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明のさらなる強化、そして商品の出所管理など、「規制強化を前提」とした動きをしていく必要があるんです。僕自身も、この流れを常に意識してビジネスを進めています。

まとめ

  • EUで輸入商品の75%が規則違反、46%が危険商品と認定されました。
  • EUは超低価格海外ECを本格的に規制し始めています。
  • 今後は商品の安全性と信頼性が越境ECの鍵を握ります。
  • 日本のeBayセラーも無関係ではなく、品質と信頼性が強みになる時代が来ます。
  • 「安く売る」から「安心して買える」が価値になる時代への転換点だと僕は見ています。

FAQ

Q.EUの越境EC規制が強化されているのはなぜですか?
TemuやSHEINのような超低価格ECプラットフォームの台頭により、EU市場に安価な商品が大量に流入していることが背景にあります。EUは自国企業の保護と市場の公平性を保つため、安全性・責任重視へと舵を切っています。
Q.フランス当局の調査で、具体的にどのような問題が明らかになりましたか?
海外ECプラットフォームから検査された商品の75%がEU規則に違反し、そのうち46%は「危険商品」と認定されました。電化製品の感電・火災リスク、子供向け商品の誤飲危険などが主な問題です。
Q.日本のeBayセラーもEUの規制強化の影響を受けますか?
はい、影響を受ける可能性は十分にあります。今後は商品チェックの強化、CEマーク確認の厳格化、バッテリーや化学物質規制などが増え、通関停止や返品増加のリスクも高まるでしょう。
Q.規制強化後、eBayセラーはどのような商品を扱うべきですか?
日本製、品質保証がある商品、真贋が明確な一点物のアンティークや中古品などは、信頼性が高いため価値が上がると考えられます。ノーブランド家電や出所不明の格安雑貨はリスクが高まるでしょう。
Q.EUの規制強化はeBayセラーにとって追い風になる可能性もありますか?
はい、信頼と品質を重視するeBayセラーにとっては追い風になる可能性があります。eBayは安さだけでなく、セラーの信頼性や商品の価値で勝負する市場だからです。EUが怪しい商品を締め付けるほど、ちゃんとしたセラーの価値は高まります。
Q.今後、越境ECで生き残るためにどのような対策が必要ですか?
「厳しくなる前提」でリスクヘッジすることが重要です。取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして商品の出所管理を徹底し、安全性と信頼性を証明できる体制を構築していく必要があります。

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