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2026.08.07越境ECeBayEU規制

EU輸入規制強化で越境ECは「安さ」から「信頼」へ。eBayセラーが生き残る道

EUで輸入商品の75%が規則違反と認定され、越境ECのルールが大きく変わろうとしています。JP.Company代表の荒木淳平が、この変化が日本のeBayセラーに与える影響と、今後取るべき戦略を解説します。

CHAPTERS

  • 00:00何が起きたのか?
  • 00:00なぜEUはここまで厳しくなったのか?
  • 00:00これ、eBayセラーにも関係ある?
  • 00:00eBay視点だと“追い風”な部分もある?
  • 00:00今後どうなるのか?

EUが今、越境ECのルールを大きく変えようとしているのをご存知でしょうか。フランス当局の調査で、海外ECプラットフォームから輸入された商品の75%がEU規則に違反し、そのうち46%が「危険商品」と判定されたという衝撃的なニュースが報じられました。

EUで何が起きているのか?輸入商品の75%が「規則違反」と認定された衝撃

今回のフランス当局の調査は、7つの海外ECプラットフォームから600商品以上を検査した大規模なものです。その結果、実に75%もの商品がEUの安全基準や表示義務などの規則を満たしていなかったと。さらに、46%は消費者に危害を及ぼす可能性のある「危険商品」とまで認定されたんです。

これ、僕もニュースを見てかなり驚きました。具体的に問題視されたのは、感電や火災リスクのある電化製品、誤飲の危険がある子供向け商品、化学物質が基準値を超過したアクセサリー、そしてEU基準に合わない衣類など、多岐にわたるんですよ。当局は「これは例外ではなく、ビジネスモデルそのものの問題だ」とかなり強い言葉を使っているんですよね。現場で越境ECに携わっている僕から見ても、これほど高い違反率は、まさに構造的な問題を示していると感じます。

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なぜEUは「安すぎる海外商品」にここまで厳しくなったのか?

EUがここまで厳しくなった背景には、Temu(テム)やSHEIN(シーイン)、AliExpress(アリエクスプレス)といった、超低価格戦略で急成長している海外ECプラットフォームの存在が大きいと僕は見ています。EU側は、こうした「安すぎる海外商品」がEU市場を破壊し、域内企業の競争力を奪っていると考えているんです。

さらに、小口輸入には免税措置があることで、EU域内の企業との間で不公平感が生じていることも問題視されています。つまり、今回の規制強化は単なる「商品の安全性」だけの問題じゃない。価格破壊への対抗、EU企業の保護、そしてグローバル市場におけるルールの主導権争いという、複数の側面が絡み合っているんですよね。EUは今、「安ければ売れる」というこれまでの流れから、「安全性や責任を重視する」方向へと、明確に舵を切り始めた、ということだと思います。

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日本のeBayセラーは、この規制強化にどう向き合うべきか?

「これって、うちのeBayビジネスにも関係あるの?」って、日本のセラーさんなら当然思いますよね。結論から言うと、かなり関係あると思います。特に今後は、「ちゃんとした商品である」ことを証明できないと、厳しくなる可能性があるんです。

具体的に今後起こり得る影響としては、EU向けの商品のチェック強化、CEマーク(EU加盟国で販売される製品に貼付が義務付けられる安全基準適合マーク)の確認厳格化、バッテリーや化学物質に関する規制の強化、通関での停止、そして返品の増加などが考えられます。僕たちのビジネスでも、過去に特定の商品が通関で止められたり、基準の確認を求められたりした経験がありますから、この流れはより強くなるでしょう。EUは今後、「どこ製か」よりも「EU基準を満たしているか」を重視する可能性が高い。特にノーブランドの家電、格安雑貨、出所不明の商品は危険度が高いと判断されるかもしれません。逆に、日本製品のように品質が保証されており、真贋が明確なもの、あるいは中古の一点物などは、相対的に価値が上がる可能性も秘めていると僕は見ています。

この規制強化は、むしろeBayに「追い風」となるのか?

一見すると、越境EC全体にとって逆風のように感じるかもしれません。でも、僕としては、eBayにはむしろ追い風になる部分も結構あるんじゃないかと思っています。なぜなら、eBayは「安さだけ」で戦う市場じゃないからです。

eBayは、セラーの信頼や実績、評価、商品のコレクション性、そして中古品としての価値で勝負するマーケットなんですよね。EUが「怪しい格安商品」を厳しく取り締まるほど、「ちゃんとしたセラー」の価値は自然と上がっていくはずです。特に日本のセラーは、日本品質への信頼、独自の中古文化、そして真贋に対する意識の高さといった強みを持っています。これは、これからの時代に求められる「安心して買える」という価値と非常に相性が良いんです。うちの会社でも、日本製の質の高い中古品やヴィンテージ品が、価格競争に巻き込まれずに安定して売上を伸ばしているのは、まさにこの「信頼」の部分が大きいと感じています。

今後の越境ECはどう変わる?「規制前提」の時代へ

今後の越境ECは、間違いなく「厳しくなる前提」でリスクヘッジをしていく時代になると思います。EUで起こりそうな具体的な変化としては、輸入検査のさらなる強化、関税制度の変更、販売者責任の強化、プラットフォーム側の責任拡大、危険商品の即時削除、そしてAIによる商品監視なども進んでいくでしょう。

現在、EUはTemu、SHEIN、AliExpressなどを実際に調査中で、もし違反が認定されれば、世界売上の最大6%という巨額の制裁金が科される可能性もあるんです。これはもう、「安ければ売れる」という時代は終わり、「安全性や信頼性を証明できるか」が問われる時代になっていく可能性が高いことを示唆しています。だからこそ、日本のeBayセラーも、取り扱い商品の見直し、危険商材の回避、商品説明の強化、そして商品の出所管理など、「規制があることを前提」とした事業運営にシフトしていく必要があると僕は考えています。僕も日頃から、この変化に対応するための情報収集と社内体制の強化には、かなり力を入れていますよ。

FAQ

Q.EUで輸入商品の75%が規則違反とされたニュースの具体的な内容は何ですか?
フランス当局が海外ECから600商品以上を調査し、75%がEU規則違反、46%が危険商品と判定されました。電化製品、子供向け商品、アクセサリー、衣類などが対象です。
Q.なぜEUは海外ECの規制を強化しているのですか?
TemuやSHEINなどの超低価格ECによる市場破壊、EU企業保護、小口輸入免税による不公平感、そしてグローバル市場のルール主導権を巡る戦いが背景にあります。
Q.日本のeBayセラーは、この規制強化でどのような影響を受けますか?
商品チェックの強化、CEマーク確認の厳格化、バッテリー・化学物質規制、通関停止、返品増加などが予想されます。品質や出所が不明確な商品は厳しくなります。
Q.規制強化はeBayセラーにとって不利なだけですか?
いいえ、むしろ「信頼」や「品質」で勝負するeBayにとっては追い風になる可能性もあります。怪しい商品が排除されることで、日本製品のような品質保証のある商品の価値が向上します。
Q.今後、越境ECビジネスを行う上で最も重要なことは何ですか?
「安さ」だけでなく「安全性・信頼性を証明できるか」が重要になります。規制を前提とした商品選定、商品説明の強化、出所管理など、リスクヘッジが不可欠です。
Q.CEマークとは何ですか?
CEマークは、EU域内で販売される製品がEUの安全、健康、環境保護に関する基準を満たしていることを示すマークです。多くの製品で貼付が義務付けられています。

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