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2026.08.07越境EC関税トランプ関税

トランプ関税15%の真実!越境ECセラーが誤解しやすい新ルールとデミニミス撤廃の影響を解説

越境EC・ラグジュアリーリユース業界で事業を営む荒木淳平が、トランプ関税15%の真の姿と、多くのセラーが見落とすデミニミス撤廃のインパクトを解説します。

CHAPTERS

  • 00:00オープニングトーク
  • 00:30関税の新ルール
  • 02:15どんな商品が影響を受ける?
  • 04:00デミニミスの撤廃
  • 06:30エンディング

アメリカと日本の間で「トランプ関税が15%に決定した」というニュースが飛び交っていますよね。これを聞いて、多くの人が「関税が一律15%に上がるんだ」とか、「相互関税が単純に24%から15%になったんだ」と感じているんじゃないでしょうか。でも、実はこれ、ちょっとした誤解があるんですよ。僕も現場で多くのセラーさんと話す中で、このあたりの認識違いをよく耳にします。

今回は、この「トランプ関税15%」の真実と、越境ECでビジネスをする上で本当に注意すべきポイントについて、僕の視点から詳しく解説していきたいと思います。特に、意外と知られていない「デミニミス」撤廃の話は、多くのセラーさんにとって大きな影響があるはずです。

関税の新ルールとは?誤解されやすい「上限設定」を解説

まず、今回の関税ルール変更で一番重要なのは、相互関税の仕組みが変わったという点です。これまでは「通常関税に相互関税が上乗せされる方式」だったのが、2025年8月1日以降は「通常関税と相互関税の合計が最大15%まで」という上限が設けられることになりました。これは、税率が単純に15%になるわけではなく、合計額に上限が設定される、という点がポイントなんですよ。

具体的に言うと、赤澤亮正経済再生担当相の公式発表では、以下の2つのケースが示されています。

  • MFN税率(最恵国待遇税率)が15%未満の場合: MFN税率と相互関税の合計が15%になるように調整されます。つまり、現在のMFN税率が低い商品の場合、関税が引き上げられる可能性が出てきます。
  • MFN税率が15%以上の場合: MFN税率のみが適用され、相互関税は不適用となります。この場合、関税はMFN税率のままか、むしろ下がることもあり得るわけです。僕もDHLのような大手物流事業者から同様の見解を聞いていますし、これが実態に近い理解だと思っています。

つまり、「一律で15%になる」というよりは、商品の種類や現在のMFN税率によって影響が異なると理解するのが正しいんですよね。この「上乗せ方式」から「上限方式」への変更は、僕らが越境ECで商品の価格設定や仕入れ戦略を考える上で、非常に重要な視点になります。

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どんな商品が影響を受けるのか?セラーが知るべき具体例

では、この新しい関税ルールで、具体的にどんな商品が影響を受けるのでしょうか。僕の経験からすると、すべての商品が一様に影響を受けるわけではありません。

影響が小さい商品としては、高額なブランドバッグや時計などのラグジュアリー品が挙げられます。これらの商品は元々、MFN税率が高めに設定されていることが多く、今回のルール変更で相互関税が不適用になったり、合計が15%に抑えられたりしても、現行と大きく変わらないか、むしろ税負担が軽くなるケースも考えられます。アパレル製品なども、軽微な影響に留まることが多いでしょう。

一方で、影響が出る可能性のある商品もあります。例えば、自動車パーツや一部のデジカメ、小型家電といった、これまでMFN税率が比較的低かったジャンルの商品は要注意です。これらの商品は、MFN税率と相互関税の合計が最大15%まで引き上げられる可能性があるため、仕入れコストや販売価格の見直しが必要になるかもしれません。実際にうちのお客様でも、このあたりの商品を取り扱っている方は、今後の動向を注意深く見守っているんですよ。

僕が現場で見ていて感じるのは、今回の変更は「一律で15%に上がる」というよりは、むしろ「2025年3月以前の税体系とほぼ同じ水準に戻っただけ」と見ることもできる、ということです。ただ、政府は四半期ごとに見直しを実施すると言っていますから、次回以降の見直しで税率や対象品目が拡大するリスクは常に頭に入れておく必要があります。このあたりの情報収集は、経営者として常にアンテナを張っておくべきだと思いますね。

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「デミニミス」撤廃の衝撃。越境ECセラーに及ぼす影響

今回の関税ニュースの中で、僕がもっとも大きなインパクトを感じているのが、2024年8月29日に予定されている「デミニミス」の撤廃です。デミニミスとは、米国に輸入される800米ドル(USD800)以下の貨物に対して、関税が免除される制度のこと。これが撤廃されるというのは、越境EC、特に中小規模のセラーさんにとっては、非常に大きな意味を持つんですよ。

デミニミスが撤廃されると、USD800以下のすべての貨物に対して、一般関税、国際緊急経済権限法関税、その他適用されるすべての関税が課せられることになります。これまでは少額の商品であれば関税を気にせず送れたのが、今後はそうはいかなくなるわけです。僕もこれまで、多くのセラーさんがこのデミニミス制度を活用して、テスト販売や小ロットの取引を行っているのを見てきましたから、その影響は小さくないと見ています。

もちろん、例外もあります。例えば、外国の個人からアメリカの個人に向けたUSD100未満のギフトや贈り物(バージン諸島、グアム、アメリカ領サモアの個人発の場合はUSD200未満)や、アメリカへの海外からの旅行者が持ち込むUSD200以下の私物や家庭用品は、引き続き免税対象です。でも、これらはあくまで限定的なケースで、一般的な越境ECの商取引には適用されません。

このデミニミス撤廃は、商品の価格戦略、送料設定、そして何よりも顧客体験に直接影響します。例えば、これまで関税がかからなかった商品に急に関税が発生すると、購入者側からすれば「思っていたより高くなった」と感じ、購入をためらう原因になりかねません。うちの会社でも、この件に関しては、今後の物流パートナーとの連携や、顧客への情報提供のあり方を再検討している最中なんですよ。越境ECで成功するためには、こうした制度変更にいち早く対応し、戦略を練り直すことが不可欠だと考えています。

まとめ

今回のトランプ関税15%のニュースとデミニミス撤廃は、越境EC業界全体に大きな変化をもたらす可能性があります。特に重要なのは、以下の2点です。

  • 相互関税は「上乗せ」ではなく「合計最大15%」の上限設定に変わる
  • 2024年8月29日から、USD800以下の貨物に対する「デミニミス」が撤廃される

一見すると複雑に見える関税のルールですが、正しく理解し、自社のビジネスにどう影響するかを具体的に考えることが、これからの越境ECビジネスを成功させる鍵になります。僕も引き続き、現場の声を拾いながら、最新の情報を皆さんにお伝えしていきたいと思っています。

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FAQ

Q.トランプ関税15%とは、具体的にどのようなルール変更ですか?
これまでの「通常関税+相互関税」という上乗せ方式から、2025年8月1日以降は「通常関税と相互関税の合計が最大15%まで」という上限が設定される方式に変わります。税率が一律15%になるわけではありません。
Q.MFN税率が15%未満の商品と15%以上のもので、関税の影響は異なりますか?
はい、異なります。MFN税率が15%未満の場合は、合計が15%になるように関税が引き上げられる可能性があります。一方、MFN税率が15%以上の場合は、MFN税率のみが適用され、相互関税はかかりません。
Q.今回の関税変更で、越境ECセラーにとって影響が大きい商品は何ですか?
元々MFN税率が低い自動車パーツやデジカメ、小型家電などが、合計15%に引き上げられる可能性があり、影響が大きいと見られます。高額なバッグやアパレルは、影響が軽微なケースが多いです。
Q.「デミニミス」とは何ですか?また、その撤廃が越境ECにどう影響しますか?
デミニミスは、米国に輸入される800米ドル以下の貨物に対する関税免除制度です。2024年8月29日の撤廃後は、USD800以下のすべての貨物に関税が課せられるため、小口取引やテスト販売を行っていたセラーに大きな影響が出ると予想されます。
Q.デミニミス撤廃後も関税が免除される例外はありますか?
はい、いくつか例外があります。例えば、外国の個人からアメリカの個人へのUSD100未満のギフトや贈り物、アメリカへの旅行者が持ち込むUSD200以下の私物などは、引き続き免税対象となります。
Q.今後、関税ルールがさらに変更される可能性はありますか?
はい、政府は関税ルールを四半期ごとに見直す予定だと発表しています。そのため、税率や対象品目が拡大するリスクは常に存在します。最新の情報に注意を払うことが重要です。

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