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2026.07.25越境EC米国関税通商法301条

【荒木淳平が語る】米国「対日12.5%関税案」の真実と越境EC事業者が今すべき対策

越境EC経営者・荒木淳平が、米国による対日12.5%関税案について解説。提案段階の現状から、通商法301条、そして米国税関の厳格な「証明責任」まで、事業者が知るべきリスクと具体的な対策を語ります。

CHAPTERS

  • 00:00米国「対日12.5%関税案」はなぜ浮上したのか? その背景と現状
  • 02:00越境EC事業者が「恐怖のルール」米国税関の証明責任を知るべき理由
  • 04:00不確実な時代を生き抜く越境EC事業者のための実務的対策

米国による対日12.5%関税案は、まだ提案段階なんですけど、越境ECを手がける僕らにとって、その背景と、何より「証明責任」の重さを理解しておくことがすごく重要だと感じています。

正直なところ、この話を聞いて「どうなるんだろう」と不安に感じる方も少なくないと思うんですよ。でも、どんな状況でも冷静に対応できるように、今からできることを考えておくべきだと僕は思っています。

米国「対日12.5%関税案」はなぜ浮上したのか? その背景と現状

まず、一番大事なことなんですけど、この12.5%の関税案は、現時点では米通商代表部(USTR)が進めている「提案段階」なんですよね。まだ確定したわけじゃない、という点をまずは冷静に受け止めてほしいと思います。

じゃあ、なんで日本が対象なのか? ここが僕らからすると、ちょっと腑に落ちない部分もあるんですけど、背景には中国・新疆ウイグル自治区などでの強制労働問題があるんです。アメリカ側から見ると、日本は「強制労働で作られた部品や素材の流入を十分に防げていない国」とみなされ、追加関税のグループに入れられてしまった、というのが現状だと言われています。

実効税率についても、単純に今の関税に12.5%が上乗せされるわけじゃなくって、関税の上限は15%に抑えられる見込みだと聞いているんですよ。つまり、今まで関税0%だった商品は12.5%に、すでに数%かかっている商品も、合計で最大15%程度に調整される可能性が高い、ということですね。

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越境EC事業者が「恐怖のルール」米国税関の証明責任を知るべき理由

「提案段階なら、まだ大丈夫かな」って思っちゃう人もいるかもしれないんですけど、僕らの経験から言うと、そう単純な話じゃないんですよね。ここが本当に厄介なところです。

今回の提案の根拠になっているのが「通商法301条」なんですけど、これって一度実施されてしまうと、大統領が変わってもそう簡単には覆らない、法的な安定性が高い措置なんですよ。つまり、一度決まると長く続く可能性がある、ということです。

そして、何よりも怖いのが、米国税関の「疑わしきはまず止める」という、日本とは真逆のスタンスです。日本の法律は「疑わしきは罰せず」が基本ですけど、アメリカの税関は「少しでも怪しいならまず輸入をストップし、問題がないことを企業側が証明しなさい」という、めちゃくちゃ厳格な姿勢で臨んでくるんです。

うちでも、過去に材料の出所が証明できないって理由で、商品が税関で差し止められそうになったケースがあったんです。あの時は本当にヒヤヒヤしましたね。この「証明責任」こそが、関税のパーセンテージ以上に、越境EC事業者にとっては恐ろしい壁だと僕は思っています。

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不確実な時代を生き抜く越境EC事業者のための実務的対策

じゃあ、僕らはどうすればいいのか。正直、待っているだけじゃダメだと思うんですよ。どんな状況になってもビジネスを継続できるよう、今からできる実務的な対策を講じておくべきです。

まずは、サプライチェーンの透明性を徹底的に確保すること。仕入れ先がどこから材料を調達しているのか、強制労働に関わるリスクはないのか、これを普段から確認しておくことが重要です。サプライヤーとの連携を密にして、いつでも情報開示できる体制を整えておくべきですね。

次に、書類準備の徹底です。商品がどこで作られ、どんな材料が使われているのかを証明できる書類は、常に完璧にしておくべきです。製造証明書、原産地証明書、材料調達先の情報など、税関から求められた際にすぐに提出できるよう、デジタルデータも含めて整理しておくことが肝心です。

あとは、情報収集の継続と、単一市場への依存リスクの分散です。僕らはこれまで、特定の国に頼りすぎないポートフォリオを組むことの重要性を痛感してきました。米国市場だけでなく、欧州やアジアなど、他の成長市場にも目を向けて、リスクヘッジをしておくことも大切だと考えています。

越境ECの世界は常に変化の連続ですから、今回のような不確実な状況でも、いかに冷静に、そして実務的に対応できるかが問われると僕は思っています。日頃からの準備と情報収集が、僕らのビジネスを守る一番の盾になるんじゃないでしょうか。

FAQ

Q.米国対日12.5%関税は確定ですか?
現時点では米通商代表部(USTR)による「提案段階」であり、まだ確定していません。しかし、越境EC事業者としては、万が一に備えた準備が不可欠です。
Q.なぜ日本が関税の対象になる可能性があるのですか?
中国・新疆ウイグル自治区などでの強制労働問題に関連し、日本が「強制労働で作られた部品や素材の流入を十分に防げていない国」とみなされているためです。
Q.関税が12.5%上乗せされると、商品の価格はどうなりますか?
単純に上乗せされるわけではなく、実効税率の上限は15%に抑えられる見込みです。既存の関税と合わせて最大15%程度に調整される可能性があります。
Q.「通商法301条」とは何ですか?
米国通商法に基づく措置で、不公正な貿易慣行に対し制裁関税などを課すものです。一度発動されると、法的な安定性が高く、大統領が変わっても覆りにくい特徴があります。
Q.米国税関の「証明責任」とは具体的にどういうことですか?
米国では「疑わしきはまず止める」というスタンスで、輸入企業側が商品の材料の出所や製造過程に問題がないことを自ら証明する必要があります。これが越境EC事業者にとって大きな壁となり得ます。
Q.越境EC事業者はどのような対策をすべきですか?
サプライチェーンの透明性確保、製造元や材料に関する書類の徹底準備、そして単一市場への過度な依存を避けるリスク分散が重要だと僕は考えています。

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